『ドヴィツィオーゾ提案:FP3の結果のみで予選2を決めよう』
★4月20日(木)、オースティンGPにてアンドレア・ドヴィツィオーゾが次のように語った。
「オースティンは世界選手権でも1、2を争う素晴らしいトラックですよ。ただ、最も難しいトラックでもあるが。」
【なぜ、そんなに難しい?】
「かなりの幅だし、長いトラックなんで、走行ラインの選択肢が多いんですよ。それに高速での方向転換や破壊的なハードブレーキングが4ヶ所もあり、体力的にキツいんです。」
【なぜホンダ機はこれほどオースティンに向くの?】
「リアを滑らせながら走行ラインを選んでいけるんで、ここだとかなりの助けになってくれるんですよ。アクセルを使いながら然るべきラインを見つけられるんです。それができるのはホンダ勢だけなんですよ。」
【難関トラックなのに、ドゥカティ機はウィングなしで大丈夫?】
「もちろん。あまり変わりませんから。他の選手も皆そうだし。」
【新カウルも使われないようだが…】
「今現在、それが最重要事項だとは思ってませんから。挽回するのに必要なのはそれじゃないんで。確かにロレンソは別の意見のようだけど、うちのマシンのことを完璧に把握しているわけじゃないから。」
【アルゼンチンでは苦戦していたが…】
「実際の作業成果について判断するのは、もう何戦か待ってみようと思うんですよ。うちだけではなく、全員についての話です。はったりじゃないですよ。僕はドゥカティ機のことは良くわかってるんで。ここ2戦で起きたことに、僕は驚いてませんから。自分で納得のいく説明ができます。」
【では、なぜ問題を解決できないの?】
「頭で分かっているのと、実際に解決するのでは天と地ほども違いますから。」
【ドゥカティは型落ち機の方が調子が良さそうだが…】
「各マシンの違いは分かってるんで、驚いてはいません。世間で思われているほど大きな違いはないんですけどね。ポジティブ面は似てますから。それに、ドゥカティでは各マシンを全てきちんとコントロールし、もちろん、その後、各マシンは進化もしてるんです。現在のGP15機やGP16機は僕が乗っていた頃とは違いますから。それに結論はレース後に出すものであって、高速ラップの後に出すものではないから。」
【今回の目標は?】
「優勝です。オースティンではいつも好調でしたから。ただ、ミシュランタイヤだと毎回レースは別物なんでね。」
【そう言えば、セーフティコミッションに『予選2への選別はFP3の結果のみにしよう』と提案したそうで…】
「去年も提案したんですよ。今回は、他の選手も何名か賛成してくれてます。簡単に改定されないだろうし、されるにしてもいつの話やら。ただ、そうした方が作業時間をもっとしっかり取れるんですよ。」
【もっと具体的に言うと?】
「現在は各FPで1周タイムを出していかなければならないんです。45分間で最高3回出走して、そのうち1回は1周タイム用に使わなければならない。でも、そうすると作業に滞りが出てしまい、使えるタイヤ全部を試してる暇がないんです。僕の提案なら誰も不利にはならないはずだし、むしろ、全選手が同じコンディションでできるでしょう。」
(2017年04月20日『Gpone』記事参照)
アルゼンチンでは期待されまくっていたドヴィツィオーゾ選手。
最大の失敗は予選2に上がれなかったことと言われております。
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【2017アルゼンチンGPまとめ その2 ホンダ&ドゥカティ、スズキ】[2017年04月19日 発行 Vol. 137]
●ドゥカティ警鐘、ロレンソやっと最初の一歩
・ドゥカティ不調がアルゼンチンGP最大の衝撃
・ドヴィツィオーゾ、意外な戦闘力の低さ
・ドヴィ:ペトルッチにむかつく
・ロレンソ、昔からアルゼンチンは苦手
・ロレンソ、やっと最初の一歩を踏み出す
・ヴィニャーレス活躍、ロレンソはドゥカティ移籍を後悔してる?
・ドゥカティ:ファクトリーよりプライベートが好調
・ドゥカティ型落ち機の方が速いのは警鐘もの
他
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