『GP選手らがヘイデンのために団結』
★5月18日(木)ル・マンGP会見で、モトGP選手らがニッキー・ヘイデンについての想いを語った。
★ヴァレンティーノ・ロッシ
「ヘイデンの知らせを聞いた時、家にいたんで、すぐに親しくしている医師に連絡したんです。あの辺にいたもんですから。速攻で、『難しい状況だ』って言われました。ショックでしたね。
ニッキーとはよく一緒に過ごしたもんです。2002年のことですが(※ヘイデン選手のモトGPデビューは2003年)、東京駅でのことはよく覚えてますよ。アメリカンって風体で、陸に上がった魚みたいにしていてね。あの光景は一生忘れられないでしょうね。
偉大なライダーで、チャンピオンにもなっていたし、何年も最高レベルにいましたよね。あと、とにかく好青年なんですよ。誰にでも愛想が良くて、イケてるヤツでね。
2006年には一緒にタイトル争いをして、結局、僕の負けだったけど、彼みたいな選手に負けると悔しさも半減するもんでね。だから、レース後、彼にお祝いを言いましたよ。
それから2015年には、ヴァレンシア最終戦での諸々の後、トラックで握手しに来てくれたんです。キツい瞬間だったから、あれはちょっと励みになりましたねぇ。ああ言うことは、皆ができることじゃないから。良い思い出です。
状況は本当にかなり厳しいらしいけど、皆で(回復を)祈ってます。」
★マーヴェリック・ヴィニャーレス(囲み会見ではヘイデン選手のことをあまり話したがらなかった)
「ニッキーに関して、どんな容態なのかあまり知らないものですから。戦っていて欲しいと思ってます。難しい状況だと言うことは知ってますが。
事故に関しては写真を何枚か見ただけなんで、実際、何が起きたのかは計り知れないですよね。
アメリカから来られて、付き添っているご家族の皆さんの事を特に想ってしまいます。なんとか回復の見通しが立つよう、皆で応援できればと思ってます。
なにかスポーツをする時、これは危険だなってなかなか思わないものでしょ。確かに最近は色々なことが起きていて、特にライダーはそうです。自転車競技はかなりの注意が必要だってことは分かってますけどね。特に、プロテクトとかないんだから。自転車と自分だけでしょ。4輪みたいに何とかできるゆとりはないから。
レース参戦もそうですよね。それなりのことをする時は危険を伴うものだって分かってないと。予防措置を取っておかなければならないんです。本当に重要なことですよ。」
★マルク・マルケス
「ニッキーと知り合ったのは2008年…僕がレプソルファミリーに入った時です。僕は125ccクラスに参戦してたんですが、その頃から本当に優しくしてもらいました。
去年のフィリップアイランドでは(※ヘイデン選手はペドロサ代役を務めた)、よく一緒にいたものです。日曜日のレース後、大宴会を開いたんですが、ニッキーは部屋に戻って寝たがってたんですよ。朝の6時まで付き合わせちゃいました。本当に楽しかったもんですから。
(今回の件は)本当に辛いです。こう言うことが起きるって思わないものだから。レースで散々危険な目にあってるのに、結局、こう言うことが起きてしまうなんて。今はとにかくニッキーとご家族の朗報を祈るばかりです。」
★ホルヘ・ロレンソ(会見ではヘイデン選手について触れたがらなかったが、その後の囲み会見ではほとんどヘイデン選手の話題のみだった)
「ニッキーのことはショックです。ネットで事故のニュースを知り、重体だって分かった時は本当にショックでした。本当に苦しくなってしまって。何が何だから分からないうちに、こんなことになってしまってね。自転車に乗ってる最中だったんでしょ。本当にこんなことになってしまうなんて。これまで入ってきた情報からするとかなり厳しいようだけど、朗報を待っています。とにかく、良い方向に考えるしかないんだから。
自転車競技は大好きだし、僕もよく走ってます。あちこち眺めながら、色々な仲間と走ってね。良いもんですよ。やってみれば、良さが分かりますよね。ただ、危険ではあるけれど。4輪車やバイクと一緒に走るわけだし、町中の時もあるし。本当に注意してないとならないんですよね。ただ、居眠り運転とか飲酒運転の車に遭遇してしまうこともあるし。リスクを減らすことは可能だけど、ゼロにするのは無理でしょう。」
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「ニッキーに起きてしまうとね、皆が辛い気持ちになってますよ。
ニッキーって言うのは普通以上の存在なんですよ。誰とも上手く付き合っていけるんです。僕はさいわい、チームメイトになったことがあるから良く知ってるんですよ。
こう言うことが起きて、パドック中がショックを受けているのは当然です。」
★アンドレア・イアンノーネ
「僕が初めてドゥカティに入った時、ニッキーは(ドゥカティ・ファクトリー機で)最強の走りをしていました。あれ以上の走りをするのは容易なことじゃなかったですよ。ドゥカティ機についてとか乗り方とかを、ちょっと教えてもらいました。もしかしたら、ちょっと不本意ながら教えてくれてたのかなぁ。
こう言う状況でニッキーの話なんか絶対にしたくなかったんですけどね。パドック内では人としてもライダーとしても、いつも腰の低いタイプでした。業界の人間で、彼のことを悪く言うやつなんて見たことないですね。いつもアメリカ人独特のポジティブでリベラルな感じが伝わってきてね。
今は本当にマジな…命に関わる戦いをしている最中でしょ。勝って欲しいです。心の底から応援してます。」
(2017年05月18日『Moto.it』記事参照)
(2017年05月18日『Motorsport.com』記事参照)
勝つよ!彼は最強ライダーの一人、なめんな!
みんなが応援してるぞニッキー!
今までの歴代チャンピオンの中で唯一と言っていいぐらい誰もが好感を持って敵を作らない選手ですよね
改めて存在の大きさを感じます
Thinking of you , Nicky #69
まだまだこれからやることがあるだろ?
だから、がんばるんだ。
みんな、君の味方さ。
もてぎでパドック内をスクーターで移動しながら周りのファンにずっと手を振って。。。
どこ行くのかな~と思ったらトイレだったww
でもニッキーはずっとニコニコ笑顔で。。。
またあの笑顔が見たい、待ってるよニッキー!!
2006年のモテギのサイン会で声をかけた
あの時はチャンピオン決まる前だったから少し厳しい表情だったけど
すぐにニコって微笑んで返事してくれた
すごくいい人なんだなって思った
もっと笑顔を見せて欲しい