『ロッシ:新フレームがもっと早くできていたらねぇ』
★6月23日(金)アッセン戦FP2で、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が6位を獲得した。
★バルセロナテストで試した新フレームがアッセンのトラックでも通用するかどうか、今日のFP1は正念場だった。
★ロッシ選手のコメント。
「上手く行きました。アッセンでFP1/FP2のどちらもドライで走れるなんて思ってもいませんでしたよ。おかげで新フレーム作業ができました。バルセロナと同じ手応えでしたね。あんまり苦労せず、以前よりも楽しめました。好きなようにマシンを走らせることができるんですよ。」
【もう完璧?】
「いや、まだです。まだ作業はあるし、決めなければならないこともある。この車台ではバランスが完璧ではないもんだから。チャタリングに苦労してるし、高速コーナーで素晴らしいって感じになれないんですよ。午前5位の午後6位だったわけだけど、明日の天気が肝でしょうね。雨になりそうですけどねぇ。」
【新フレームの方で続けていく?】
「もちろん。こっちの方が良いです。ただ、1つしかないんで…そうなると話がちょっと厄介になってくるんですよねぇ。
正直なところ、今日が僕にとって今シーズンのベスト金曜日だったのかどうか…よく覚えてないけど、とにかく、上手く行きましたよ。落ち着いて作業ができたし、タイヤやディテールに集中することができました。」
【もっと早く完成させることもできた?】
「そこが悔しいところでねぇ。ヘレス/ル・マン/ムジェッロ/バルセロナで、(新フレームが使えていたら)もっと結果を出せてたと思うんですよねぇ。まぁ、今さら言っても仕方ないけど。これから先、戦闘力を上げていくことだけですよね。」
【2016年版フレームを復活させるようなことは、もうない?】
「今のフレーム改善に努力し、前に目を向けて行かないと。」
【去年のバルセロナ戦以来、ずっと優勝していないが…】
「もちろん、優勝できてないってのはいつだって残念なものだけど、まぁ、それほど変わりはないですね。つまり、僕は常に100%集中しきっているし、前にいつ優勝したかに関係なく常に全力投球だから。」
【ここはロッシ選手にとって特別なサーキットだから、ここから再スタートを切る気持ちでいる?】
「昔から良いトラックでしたね。ただ、ここまで苦戦してきてるから。トラックやタイミングとは関係なく、再スタートって感じではないです。でも、日曜レースでは表彰台を目指し、良いレースができればと思ってます。」
【そう言うレベルになってる?】
「ペースは悪くないですね。ただ、まだ表彰台レベルではない。FP2ではリアにずっとソフトを履いてたんです。レース完走に耐えられそうな感じだったんで。でも、結局、僕の好みではなかった。もし日曜が雨になるようなら、レース用タイヤの選択は難しいでしょうね。」
【今回はミシュランタイヤが上手く機能してくれそうだが…】
「昔から、ここでは上手く行ってたし、だからこそ、パフォーマンスがけっこう拮抗してくるんですよ。タイヤがタレてきて、初めて違いが出てくるんです。
それに、今日のヴィニャーレスは1周タイムだけではなくペースも最速だったでしょ。彼を抜かせば、僕ら残りの選手はかなり接近している。日曜のレース向けて、今日、見極めたことを活用していかないとね。」
(2017年06月23日『Gpone』記事参照)
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