『ペドロサ:僕とロッシは新たな手を考え出さねば』
★ダニ・ペドロサは2006年のモトGPデビュー以来、毎年、メインライダーとして名を連ねている。
150センチ、50キロの小柄な体格では不利とされつつも最高峰クラスに参戦し続け、レース優勝を果たしているのだ。
★ペドロサ選手は125ccクラスで1回、250ccクラスで2回タイトルを獲得。3クラス合わせて52勝、モトGPクラスでは29勝し、表彰台獲得は144回にのぼる(モトGPでは103回)。
(※同記事は今年4月6日付けのものです)
★2017年は新たにジャコモ・グイドッティ氏がチーフメカニックに就任し、また、セテ・ジベルナウ元選手がコーチ役として毎レース帯同しており、カタール開幕戦では5位でゴールし、チームメイトで昨年チャンピオンのマルク・マルケスとも約0.4秒の僅差だった。
★体重についてのペドロサ選手のコメント。
「ちょっとは才能があるかなって話になった時は、かなり身体が小さかったですね。
90年代初め頃…僕が5才の頃は低排気量クラスのレースをよく見てました。スペイン人ライダーが何人も参戦していましたから。
でも、応援していたのはレイニーとかシュワンツ、ローソン、ドゥーハンなんですけどね。500ccの黄金期ですよね。他のどんなスポーツよりもわくわくしながら観てましたよ。」
【500cc時代ならマシンも115kgで選手らも一様に小柄だったが、現在のモトGP機は280馬力の猛獣…】
「まぁ、僕の場合はちょっと不利ですね。250cc機の頃は乗りやすかったから。僕の体格には合ってるでしょ。ただ、モト3クラスにみたいにマシンとライダーを合わせた重量でやるようレギュレーションを変えてくれなんて言ったことはないんですよ。他の選手にとって不公平になってしまうでしょ。現在、モトGPに参戦してる中で他に小柄な軽量選手なんていないんだから。以前はカピロッシもいたけれど、彼はけっこうがっちりしていて、僕よりも体重があったから。
とにかく、この10年間、やれることは何でもやってきました。筋肉増強のために厳しいトレーニングもしたし。でも結局、筋力がつくと俊敏性が落ちてしまって。妥協した結果が今の僕と言うわけです。
昔はこう言う問題ってなかったんですよ。マシンの馬力もそこそこだったし、タイヤもあんな感じだったし…でも、今はねぇ。
こう言うレベルを維持しようと思ったら、よく寝て、よく食べて、パーティーなんかは控えて。アスリートの生活ですよ。ただ、そう言う風に生活していても、体調に多少の波が出るのは痛感してますけどね。」
【そして、重量のあるモトGP機で転倒すると、軽量ライダーはダメージが大きい…】
「何度もあると気が滅入りましたね。僕の場合、多かったから。楽に乗り切れた時も何回かあって…まぁ、ケガの程度じゃなく、ケガをするタイミングによるんですよね。例えば、ケガをして、それがまだ完治してないのに、また転倒をしてしまった時とか。それほど激しい転倒じゃなくても、すでに精神的にダメージを負ってる時にそうなるとね。
特にキツかったのは2011年です。シモンチェッリとの競り合いで転倒し、鎖骨をまた骨折してしまった時です(下記動画)。その半年前に、似たような転倒をしたばかりだったんで。
あとは2015年かな。腕上がりの問題で、もはや引退かってところまで行ってました。どうにも解決法が見つからなかったものだから。」
[ 後半に続く ]
(2017年04月06日『Gpone』記事参照)
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今回は、ミラー選手とバルダッサッリ選手の大転倒について!!
今年春頃に出版されたモトGP本のなかで、ペドロサ選手が2006年にヘイデン選手を転倒させてしまった時のことについてコメントしてました。
当時もインタビューを避け、この11年間ずっと封印してきた話題だったんですが…
詳しくはこちらでどうぞ。
【ペドロサ11年ぶりに語る、2006年ニッキー・ヘイデン追突】[2017年07月26日 発行 Vol. 150]
●ペドロサ11年ぶりに語る、2006年ニッキー・ヘイデン追突
・当時の状況
・ペドロサ「馬鹿だから転倒させたと言われた」
・ヘイデン:ポルトガル戦後、初めて勝利の可能性を意識し始める
他
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体重を増やしたい…か……(すごく遠い目)
[threecol_one]うらやましいね!Prego[/threecol_one][threecol_two_last]
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