『ドヴィツィオーゾ:自分の可能性を自覚したスピードが出てきた』
★8月24日(木)シルバーストンGP会見で、アンドレア・ドヴィツィオーゾが迷いのない、実に落ち着いた様子で次のように語った。
「この1週間、あちこちからお祝いの言葉が届き、実に良い日々でした。皆さんに感謝してます。本当に嬉しかった。僕が優勝して喜んでくれるのを見るのは良いもんですね。
終わったレースをもう1度見るのは、実際に走ってる時よりもストレスなんですよ。あの最終ラップで自分が何をやったかピンと来てないだろうって言ってた人達の気持ちがわかりました。最終コーナーの所は観れば観るほど、『あぁぁ…こんなに上手く乗り切って…こんなに冴えてたんだなぁ』って嬉しくなるんです。他の何をしても、あれ以上にはならなかったでしょうね。
今回はシルヴァーストン戦ってことで…長距離で複雑なトラックなうえ、陥没も多いし、天候は不順だしねぇ。でも、好きなトラックなんで、落ち着いてますよ。ライバル陣の強さもよく分かっているし…特に、ホンダ機の強さはね。シーズン序盤と比べ、かなり改善されてきてるじゃないですか。」
【2016年はドヴィ選手とイアンノーネ選手は前腕に問題が出ていたが、その辺は心配?】
「2016年とは同じ状態ではないでしょう。マシン操作は去年よりも簡単になってるはずなんで。方向転換は特にね。」
【新カウルは使う予定?】
「予定はありません。少なくとも、最初は使いません。」
【自分の成し遂げたことに驚いている?】
「それほど驚いてはいません。傍で見ている皆さんよりは普通な感じです。なぜそれほど驚いてないかと言えば、ここまでのリザルトの舞台裏には努力と作業の積み重ねがありますから。このレベルまで到達できると言うことは分かってたんで。それなりの結果を出すには色々な理由があるわけでね。まぁ、確かに去年から今年にかけて僕は強くなったし、全体のバランスも取れてきたけど。20才の頃と比べると、自分自身の可能性を自覚したスピードが出てきましたね。これまでのキャリアで僕は常に前の方にはいたが、前の方にいるのと優勝するのでは違うから。確かに、今のように100%準備OKと言う状態ではなかったシーズンも何回かありました。また、常に勝利マシンに乗ってきたわけでもありませんしね。」
【それはもともとの才能なのか、それとも、自分で築き上げなければならないものなのか?】
「生まれつき人よりも才能がある人間なんていないでしょう。どんなスポーツにおいてもね。すべて築き上げられるものなんですよ。マルク・マルケスはマルケスとして生まれきたわけじゃない…マルケスになったんです。」
(2017年08月24日『Moto.it』記事参照)
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●ドゥカティ:あのドヴィが炸裂、ロレンソは戦略ミス
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・ドヴィ:キャリア一番の優勝は…
・ドヴィ「自分はモトGPで勝てるんだって分かってきた」
・いまやドヴィツィオーゾはドゥカティの帝王なのか?
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他
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