『ロッシ信じず:せいぜい3位争い程度でしょ』
★8月26日(土)シルヴァーストン予選で、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)は2位を獲得したものの、レースに向けて懸念している。
★ロッシ選手のコメント。
「手品でシルクハットからパッとウサギを取り出したような感じですよ。今日の予選タイムは僕にとっても驚きでね。朗報ではないですよ。昨日一日の賜物って感ですかねぇ…昨日はマシンの乗り心地が良かったし、なかなか良いスリップストリームにも乗れたし。今日は、昨日ほどは上手く行かなかったんですけどねぇ。」
【何がどうなったの?】
「昨日は、なかなか良いレベルに到達できたんですよ。ただ、それ以上のことをしようとすると、無理なんです。その辺が心配でね。」
【夜に雨が降ったから、路面コンディションが変わってしまったとか?】
「まぁ、そっちの方が理屈にあってるような感じがしますけどねぇ。今日の方が気温も低かったし、うちは路面コンディションが完璧じゃないと苦戦してしまうから。今後、その点もどうにかしていかないとね。ただ、正直に言うならば、昨日より今日の方が路面グリップはあったように思いますけどねぇ。」
【では、明日の目標は?】
「最高で3位争いってとこでしょう。それも、全て順調に行っての話でね。今のところ、マルケスとクラッチローが明らかにペース面で0.2〜0.3秒速いから。それに(上位グループは)けっこうな人数になってますからね。」
【ドゥカティ勢も数に入れてる?】
「ええ。ドヴィツィオーゾとロレンソのペースは僕と互角なんですよ。ヴィニャーレスやザルコもそうですね。それから。ペドロサのことも忘れちゃいけない。」
【懸念事項はなに?】
「問題はいつも同じ…リアタイヤの保ちですよ。レース序盤は速く走れるだろうが、その後、苦戦するんです。」
【まだ、ウォームアップもあるし…いつもより遅い時間に始まるわけだし…】
「いつもより1時間余計に寝られますね。おかげで違った一日になってくれるかもしれない(笑)。冗談はともかく、(ウォームアップは)コンディションがレースに近いだろうから、何か違うことが試せるかもしれませんね。なんとか上手く取り繕えるよう頑張りますよ。ただ今後に向け、問題を解決すべくヤマハのエンジニア陣と作業していかなければ。」
【ドゥカティもホンダも3台目のファクトリー機があるのだし…ヤマハもあったら便利なのでは?】
「実際、クラッチローがけっこうな作業をしてますからね。別のトラックでもテストしているし。まぁ、賛否両論ってとこだろうけど。うちのマシンで、フォルガーとザルコも楽しめるかもねぇ(笑)。」
【ヴィニャーレス選手が『テック3のタイヤ選択に注目してる』と言っていたが…】
「僕も時々、テック3のデータを見てますよ。理由が知りたいリザルトがいくつかあったから。ただ、タイヤ選択はかなり個人の嗜好が入ってますよね。それに、ザルコのライディングは100%僕と違うから。フォルガーの方が似てるんですよね。」
【体力勝負のレースになると言ってる選手が多いが…年齢的に厳しい?】
「残念ながら、毎年、どんどん厳しくなっていってますね。まぁ、トレーニングを増やせば良いだけの話だけど。当然のことながら、モトGP機の操縦は大変ですよ。ただ、不調って感じはしてないんで。それにレースでは他の要素も絡んでくるから。例えば、セッティングの良し悪しとか。上位争いだとアドレナリンのおかげで、なにかと容易になるしね。」
(2017年08月26日『Gpone』記事参照)
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今回は、ロッシ選手がなぜジベルナウ元選手へのオーバーテイクを忘れちゃったのかとか、スズキ機が大変な状態になってるとか。
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