『プーチ:マルケス契約更改は急ぐ必要なし』
★ホンダHRCの新チームマネージャーに就任したアルベルト・プーチ氏が、初仕事となるセパン公式テストのため現地入りした。
★なお、前任者はリヴィオ・スッポ氏である。
★プーチ氏は元ロードレース世界選手権ライダーであり、引退後、2001〜2006年までは125/250ccクラスのチームマネージャーとしてペドロサ/マルケス/ラバト/ストーナーらを育てた。
その後、ペドロサ選手の個人マネージャーを長年勤め、最近はホンダで若手ライダー輩出のため尽力していた。
★プーチ新チームマネージャーのコメント。
「(ホンダHRCは)大きなチームですから、当然、その責任も大きなものとなります。
今回は私にとって、然るべきタイミングでチャンスが舞い込んでくれたと思ってます。これまでの経験を大いに活かして行けることでしょう。」
【オファーが来た時は驚いた?】
「いいえ。長年、ホンダで働いてますから、成長していくチャンスはあるだろうと思っていました。」
【高い地位であるが故に、困難も多いが…】
「レースでの鍵は、高いテクノロジーと優秀なライダーを有するメーカーのバックアップを得ることですが、我々にはその両方が揃ってます。
たった一人の力で諸々を変えていけるとは思っていません。私としては、筋の通ったやり方で状況を見極めて行きたいと思ってます。ホンダHRCはレースに特化した企業であり、私はまさにそのレース業界出身の人間です。すべて楽勝とは言わないが、今後も改善してゆくべく努力はして行けるでしょう。それが目標です。」
【ペドロサ選手の方とは周知の関係だが…】
「共に過ごした歳月のなか、素晴らしい思い出がたくさんあります。彼と共に楽しみ、多くを学ばせてもらいました。以前とは異なる関係で再び組むこととなりましたが、私の目標は両選手のサポートをして行くことです。」
【マルケス選手のことは、どう思う?】
「とてつもない才能で、精神的にも強靭、実に安定しているが故に違いを生み出すことができるライダーですね。
若いし、速いし、自分自身に自信も持っている。昨年は決して楽なシーズンではなかったのに、総合順位で盛り返すこともできましたね。また、自身のグループを作っていくことにも長けてますよ。」
【2018年末には契約が終了するが…】
「他のメーカーのマシンでも勝ってみたいと思っているのかどうかは知りません。それはマルケス本人に聞いてみなければね。
我々にできることは、最良のものを用意することだけですから。まぁ、来年の話をするのは、あまりにも時期尚早でしょう。」
【しかし、ヴィニャーレス選手は既に契約更改を公表し、ドゥカティでも交渉を始めたとのことだが…】
「今現在、当チームにはベストライダーがいるのだから、必要以上に神経質になる気はありません。急いては事を仕損じるといいますからね。」
【明日から始まるモトGP公式テストについては?】
「非常に重要です。特に、エンジンに関して、重要ですね。開幕時に開発は凍結されるわけだから、しっかり選んでいかなければ。
あと、新カウルも用意されているし、その他の改良点もいくつかあります。ライダー陣が何と言ってくるかですね。
既に高いレベルにあるとは言え、人生とは常に前に進んで行けるものだから。これまでホンダは常に一歩先を進んで来たが、新レギュレーションにより各マシンはかなり拮抗してきています。うちの選手には最高のものを提供していかなければね。」
(2018年01月27日『Gpone』記事参照)
プーチ氏が日本人ライダーを押している!?中上選手にファクトリー昇格のチャンスはあるのか!?
詳しくは、こちらでどうぞ。
【ザマーニ2018年予想、中上ホンダファクトリーの可能性、スッポ今だから語る】[2018年01月23日 発行 Vol. 173]
●中上貴晶、ホンダファクトリー移籍の可能性
・プーチが日本人押し
・プーチ強し『社長の求めで、ここにいる』
●リヴィオ・スッポ、今だから語る:中本修平とは?マルケス移籍について…他
・中本修平はヨーロッパ的
・プーチ就任はマルケス確保のため?
・KTMに興味津々…
他
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