『ザルコ:ヤマハには、もう今年から僕の功績を考慮してもらいたい』
★ヨハン・ザルコ(ヤマハテック3)がカタールテスト最終日に、首位(1:54.029)を獲得した。
★昨年はルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、今回の冬季テストでも常に上位に就いていた。
★ザルコ選手のコメント。
【ペースの方はイマイチのようだが…】
「マシンの限界点を探り、ヤマハ機の得意な所でプッシュするようにしているんです。僕もまだベストな操縦を学習中なもんですから。
レースペースに関しては、けっこう安定してるんですが遅すぎましたね。あと、この3日間ずっとポジティブだったのに、1つミスをして台無しにしたくなかったって言うのも確かです。だから、あれは僕の真のペースってわけじゃないんですよ。とにかく、ロングランはチームのデータ収集に役立つものでしょう。」
【テック3がヤマハ離脱を表明したが、今後、ヤマハはザルコ選手の功績を考慮してくれると思う?】
「もう今年から考慮してもらえないだろうかと願ってます。今を大切に生きることが重要ですからね。
とにかく、僕のマシンはこのままずっと戦闘力の高いものであって欲しいし、勝利を目指して今シーズンずっと戦っていければと思ってます。
あとは、今年1年が終わったら、何が僕に相応しいのか…様子を見ますよ。」
【ウェットテストはどうだった?】
「視界の問題と、それから照明の反射が取り沙汰されていたんですが、でも、僕としては、それらは問題にならないだろうって感じでした。
むしろ、リアタイヤのグリップがかなり落ちてしまうんで、プッシュして行くには信頼感をしっかり掴んでおかないと。
とにかく、ここの気温を考えると、雨になっても路面は速攻で乾いていくでしょう。今回のテストは緊急事態の際には役立つだろうけど、とにかく、うちは準備万端ですよ。」
(2018年03月03日『Motorsport.com』記事参照)
ザルコ選手は、特にメンタル面がたくましく、各種コメントでヤマハファクトリー選手を翻弄させようとしている?
ブリーラムテストの復習は、こちらでどうぞ。
【2018ブリーラムテストまとめ2 ヤマハ、スズキ、アプリリア、KTM】[2018年02月28日 発行 Vol. 177]
●ヤマハ
・問題解決できず…
・ヴィニャーレス優柔不断、ロッシ我が道を行く
・ホンダ電制システムを解決したエンジニアとは?
・ザルコのマシン評価には注意が必要
・ザルコの政略的なコメント
・ヴィニャーレスよ、ザルコと同じ走りをするな
・ヴィニャーレスよ、電制システムに集中せよ
・ブリーラムでヤマハが苦戦した理由
・タイヤのせいもある
他
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ヤマハモーターフランスの社長であり、パリダカールのライダーでもあった
ジャン・クロード オリビエ氏がまだご存命だったら、
磐田に乗り込んで交渉して、ザルコは今年ヴィニャーレスの代わりになっていたでしょう。
残念ながら、オリビエさんは2013年に交通事故で亡くなってしまった。
確かにオリビエさんはすでに引退していたのだけれど、
ザルコの昨年の成績には口を出さずにはいられなかったはず。
オリビエさんは、そういう熱い男でした。
磐田のお偉いさんも恐れる人だったのに…。
ポンちゃんとKTMが開幕前に提携を発表するんだから、ヤマハとしては面白くないだろうね。
発表を遅らせるとか、隠せなかったのか?
今年度のヤマハのファクトリ・サポートを期待する方が無理なのでは?
少なくとも担当者レベルの士気は落ちるだろうな。
ただでもファクトリは問題山積みなのにね。