MotoGP

ロッシ『ボックス内の作業が役に立たない…』2018アラゴンGP

『ロッシ:将来について?今日はボックス内の作業が役に立たない』

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★ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が9月22日、アラゴンGP予選で18位だった。

★ロッシ選手は予選1で8位となり、予選2に昇格できなかった。

★ロッシ選手は手首に微小骨折を負っている。

★フランコ・モルビデッリがペナルティにより降格処分となったため、ロッシ選手はグリッド17位スタートとなる。

★なお、チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは予選1を首位で通過したものの、予選2は11位だった(※スミス妨害によりペナルティを科せられ、実際はグリッド14位スタート)。

★ロッシ選手のコメント。

「今日は、とにかく厳しかったですね…午前セッションからして、ああだったし。昨日は上位10位以内に入っていたとは言え、マシンの乗り心地はイマイチだったんですよ。数周走った後が特にねぇ。
それでちょっと改良を加えてみたところ、FP3は超低速になってしまい…タイムアタックでは転倒までしてしまいましたよ。」

【そして、FP4でも不調は続き…】
「もう1回、改良を加えてみたんです…今度はもっと大きいやつ。ところが、どうも…通常、僕らがボックス内でやるような作業は何の役にも立たないって感じなんですよ。とにかく、それだけじゃ足りないって感じで。マシンに乗る度に同じ問題が出てしまうんだから。改善もできなければ、速くもならないんです。」

【そして、予選はさらに酷く…】
「ちょっとバタバタしてしまって…時間をロスしてるうちにチェッカーフラッグが振られてしまったんです。
あらゆる賭けに出ようって思ってたんですよ。予選2に上がるにはスリップストリームに入る必要があって…それを待っていたのが間違いでしたね。
ただ、自力で走っても似たような結果だったでしょ。順位が3〜4つ上がる程度でね。」

【この状況で、いかにレースに向かって行く?】
「ヴィニャーレスがFP4で好ペースを出していたのが、唯一のポジティブ面なんで…つまり、改善は可能だと言うことでしょ。
明日はまた何か違うことを試してみて、現実的に何ポイントかでも獲得できるよう頑張りますよ。上位10位内に入れるようなコンディションにはなってないんでね。」

【オースティン予選で14位だった時はツヤ氏が公開謝罪していたが、ヤマハの今後のプロジェクトは?】
「どうなんでしょうかねぇ…新プロジェクトについて、僕は良く知らないんですよ。どのぐらいの期間で、何が起きるものやら。何か起きてくれると良いんですけどねぇ。」

【心配している?】
「ヤマハと言うのは、こう言う風に進んで行くもんなんです。日本メーカーは全てこんな感じなんじゃないんですか。現在、進めている事に対して常に疑念を抱いていると言うか…。
ただ、それで新しいものが出来上がってくると、すぐに上手く行くって感じなんですよね。
もう、かなり前から同じ話題を繰り返しているけど、うちのマシンは変わりませんよ。」

【もう我慢の限界?】
「僕は独特の性格なんで…頑なな態度を取るとか、怒りまくるとかした方が良いもんなんですかねぇ。そんな必要もない気がするし…僕らのリザルトを見れば一目瞭然なんだから。
もちろん、どんどんギャップは大きくなっていて、容易に挽回できない状況にはなるでしょうけどね。」

【ドゥカティ時代のストレスに似ている?】
「いやいや。状況が違うんでね。なんだかんだ言っても、僕は総合3位で表彰台に5回も上がってますから。シーズン前半はそれなりにポジティブだったし。
ミザノで苦戦したって言うのがねぇ…あそこは僕もヤマハ機も強い走りができてたトラックだから。
アラゴンではもっと酷いことになると思ってましたよ。」

【こう言う時は、どんな作業をしていくの?】
「実りが少ない割には、作業量はいつもより多いですね。ライダーの方もエンジニア陣の方も、モチベーションを上げるのが大変なんですよ。
ただ、チームは良い仕事をしてると思いますよ。例えば、ガルブゼラ(※チーフメカニック)なんかね。あと、フォルカーダ(※ヴィニャーレス選手のチーフメカニック)だって、メカニックらにしたって、皆、優秀なベテランだから。
問題は、手を加えなければならないマテリアルの方であってね。助けが必要なんだけど…その点については、今年、もう何度も話題にしてきてるから。」

【明日のレースに向けて、何を励みにしていくの?】
「ここアラゴンで、レースではできるだけ速い走りをするよう…レースが早く終わるよう頑張りますよ(笑)。」

(2018年09月22日『Gpone』記事参照)
(2018年09月08日『Motorsport.com』記事参照)


ヤマハに足りないのは、ジジ・ダッリーニャがドゥカティで行ったようなこと…と言う意見が出ております。
ロッシ選手も、ちょっとそう思ってるんみたいですねぇ…。
詳しくは、こちらでどうぞ。

【2018ミザノGPまとめ その2 ヤマハ&フェナーティ事件】[ 2018年9月19日 発行 Vol. 204

●ヴァレンティーノ・ロッシ
・好調だったFP4と同じマシンだったのに…
・こんな状態だと分かっていたら契約更改しなかった?
・ヤマハが何を考えているのか良く分からない
・ヤマハにはダッリーニャが必要
・電制システム新部門を設置

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POSTED COMMENT

  1. てつお より:

    素人考えですが電制が原因ではなくタイヤだと思います。
    2017年の好調なスタートから突然今のような不調になる
    というのは、ミシュランがタイヤの材質(コンパウンド)
    や構造を大きく変えたということではないでしょうか。

    良い時と同じセッティングなのに少しコンディションが
    変化するだけでパフォーマンスが激変してしまう。
    致命的ですね。

  2. メラチン より:

    なかなかピットアウトしないから、スリップ狙いだとは思ったけどマジで深刻ですね。

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