『ロッシ、マルケスが後追い:速いだけじゃなく抜け目ない』
★6月15日(土)、バルセロナGPでヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が、FP総合4位となり予選2で5位だった。
★ヤマハ勢力がトップ5内に4台入った。
★マーヴェリック・ヴィニャーレスがペナルティにより3順位降格となったため、ロッシ選手はグリッド4位スタートとなる。
★ロッシ選手のコメント。
【聞くまでもないが、今日の結果はポジティブと言うことで…】
「ヤマハ全員の戦闘力が高いってのは、とにかく、うちにとっては朗報ですよ。今日も良い日でしたね。僕は速く走れたし、ペースも良いし。
午前FPは気温が低かったんで楽だったんですよ。午後はちょっと苦戦してしまったけど、でも、皆、同じ条件だから。」
【なぜ急に好調になったの?】
「ヤマハ機は、分かりづらいマシンなんですよ。とにかく浮き沈みが激しくて。
理由は…多分、ライバル陣は直線コースでタイムを出すのに対し、うちはコーナーで出してるからでしょ…気温が変わっても、うちほどパフォーマンスへの影響が少ないんじゃないんですかね。
まぁ、それほど確かな説ではないんだけど(笑)。」
【喜びを噛み締めている…】
「今日の結果は重要ですよ。ここ最近のグランプリでは苦戦してきてるから。予選2へダイレクト進出できるかどうかが鍵で…もし駄目だと厄介なことになってしまうから。…と言うか、今日の予選はもう少し速く走れてたんじゃないかと思いますね。
最初の出走でドヴィツィオーゾに後ろに付かれてしまったものだから、予定より1周多く走ってしまい…2回目はフロントタイヤのグリップが落ちてしまってね。」
【予選ではマルケス選手に後追いされていたが…】
「マルクは速いだけじゃなく、頭脳派でもあるから。誰の後ろに付けばいいか心得てるんですよ。ライバル陣について良く研究してるし、1つ1つの動きをきちんと見計らってますからね。
予選で後ろに付かれたら、もうどうにもできないから…引っ張り続けるか、1周棒に振るかのどちらかでしょ。
僕は続けることにしたんだけど、正しい選択でしたね。」
【ここ最近、マルケス選手はよく誰かの後追いをしているようだが…】
「多分、経験が浅いから走行ラインの研究をしなければならないのかもね(笑)。
冗談はともかく、とにかく頭脳派だから、相手の長所短所を見極めようとしてくるんですよ。しかも、いまや予選はかなり拮抗してるじゃないですか。もう最後の力を振り絞っての勝負って感じですからね。
誰かのスリップストリームのおかげでゼロコンマ何秒か稼げるかもしれないし、それで3列目から1列目に上がれるかもしれないから。」
【一方、ロッシ選手はスタート練習の際、マルケス選手のマシンを盗み見していたが…】
「ホンダ機がどうなっているのか興味があったもんだから。ダッシュボードに何が出るのかとか、各ボタンの位置とか。単純な好奇心ですね(笑)。」
【モルビデッリ選手の方が上位だったが…】
「フランコ(モルビデッリ)は実に上手かったですね。ああ言う転倒をしたら、普通はケガをしてしまうものなのにねぇ。すぐに自信を取り戻してたでしょ。
なかなか出来ることじゃないですよ。あれは素晴らしい。フランコとは友人付き合いをしてるけど、明日は普通にライバル同士だから。」
Rossi: "Ho dato la scia a Marquez: è furbo, non solo veloce": "O forse voleva imparare le triettorie" scherza Valentino, 4° a Barcellona. "Spero in una gara di gruppo, la scelta della gomma sarà la chiave" https://t.co/PlHpzRTKdr pic.twitter.com/QcC4GH7CkF
— gpone.com (@gponedotcom) 2019年6月15日
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
なぜヤマハ機がFP/予選で好調なのか?って話は有料閲覧『note』で!!
問題は決勝でのM1のパフォーマンスが変わらないか、ですよね。
1秒圏内に18台、若手の成長とレギュレーション戦略によるマシン性能の拮抗が見事に表現されました。
グリッドをひとつでも上げるためにはもはや後追いもありになりそうですね!
バトルが増えて、表彰台の価値が高まるのならば総合的には良い方向性なのかもと思い始めました。
しかしながらヤマハにはM1の速度不足の対策を早くして欲しい!