『ロレンソ:背骨負傷で半身不随になる恐怖を抱き…』
★ホンダ移籍以来、不調が続いたホルヘ・ロレンソの進退については様々な憶測が飛び交っていたが、ヴァレンシア最終戦で引退を発表するとは誰も予想していなかった。
★ロレンソ元選手が『BT Sport』のインタビューで、次のように語った。
「数々の負傷のせいで、こう言う決断に至るのに拍車がかかりましたね。そうじゃなかったら、続けていたでしょう。
長い長い積み重ねでね…これまで負った深刻なケガと言えば、まずは頭を強打した時ですね。当初、なにも覚えてなかったんだから(※2008年バルセロナGP)。
あの後、戦闘力を取り戻すのにしばらくかかりましたね。でも、2009年には総合2位だったし、2010年にはタイトルが取れたんですよ。」
【今年のアッセンでの転倒では胸椎を負傷していたが…】
「背骨のケガって言うのは、いつだって深刻だから。手とか足とかとはわけが違うんです。最悪の場合、半身不随になってしまうわけでしょ。
そう言う可能性もあるって思ったら、怖くなってしまったんです。これ以上、転倒したくないって思ったんですよ。
ここで一体、自分は何をしているんだろうって考え始めてしまってね。ただ、その後、『やっぱり、まだ頑張りたい』って何度も思って…。
でも実際は、もうモチベーションを上げていくことができなかったし、(引退まで)もう1年我慢してみようと言う気持ちにもならなかったんです。特に、この年になってしまうとね。」
【もしアッセンでの負傷がなかったら、すべては変わっていたかも?】
「例えば、僕はル・マン戦では11位でゴールしてますからねぇ…首位との差も14秒しかなかったし。
バルセロナ戦ではトップ6以内でゴールできてたかもしれませんしね。うちは伸びてきてたから。」
【バルセロナではレースの他に、翌日のテストでも転倒していたが…】
「ケガをするのが怖くなってきてね。ところが、その後のアッセンでさらに深刻なのをやってしまい…。
きちんとやっていけるモチベーションなんて、もう自分の中になくなってしまったんですよ。」
MOTOGP – Ogni pilota deve affrontare lesioni più o meno gravi. L'ultima alla schiena è stata definitiva per Jorge Lorenzo. "Non volevo più cadere. Non c'era più la giusta motivazione." https://t.co/IwKfslN4Xl
— Corsedimoto (@corsedimoto) December 26, 2019
(参照サイト google 翻訳:『Corse di moto』)
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やっぱW・レイニーのことを考えちゃうんだろうな…
背骨はマジ怖いよ…
管理人さま
いつも楽しく拝見しています。
記事にある「胸骨」は背骨(胸椎)ではなく胸の前の平べったい骨のことで、骨折してもあまり神経等には影響がありません。ロレンソの事故の速報でも「胸骨」との記載があり、「大したことないな・・」との印象を持ってしまいました。「胸骨」と「胸椎」は別部位ですので、訂正をお願い致します。
早速、直しておきました!
実は、書く前にわざわざ以前の記事を確認して、頭では『胸椎』と思いながら『胸骨』と打ってしまいました(涙)
本当に有難うございますね♥
今は自分の脊髄液から細胞を培養してそれを体内に再度注入することで、
脊髄損傷の患者が歩けるようになるらしいが、琢磨とかレイニーとかは時間が経過しすぎてるのかなぁ。
映画「FASTEST」の時のコメント通り
バルセロナの転倒後は本人も死と言う単語使ってコメントしていたしね、あの時のダメージ今も残っているんだろうねぇ。
流石にダッチの転倒は縦に回転しているから、身体の恐怖を感じるからね、あれは本当に怖くて長く感じる瞬間だよ。
思えば去年の転倒からの負の流れがロレンソにとって不幸だったなぁと思う
体力的には衰えなどは微塵も感じないのに一度の躓きからこんな結果に繋がって
ロレンソはレインが苦手なライダーだったけどトラウマを抱えてた様に感じてて
今回更にPTSD的なストレスを抱えて恐怖心と戦っていたのかな。