『バッティステッラ:ドヴィツィオーゾvsドゥカティ、金額は二の次、問題は…』
★ドルナが7月19日のモトGP開幕に向けて奔走するなか、ホンダ/ヤマハ/スズキは着実に来年以降のライダーを確保している。
★ドゥカティは選手の契約関係がいまだ確定しておらず、現在、アンドレア・ドヴィツィオーゾの動向に注目が集まっている。
★シモーネ・バッティステッラ氏(ドヴィツィオーゾ選手のマネージャー)が5月8日のインタビューで、次のように話した。
【ドヴィツィオーゾ選手が数週間前、『2021年も現役続投するかどうか分からない』と発言していたが…今も同じ気持ちでいるよう?】
「いや、むしろ、この自宅待機期間を利用してトレーニングに励んでますよ。モチベーションも上がっているし、今シーズンに向けて、やる気満々です。
ただ、当然のことながら、ライダーと言うのは然るべきコンディションで参戦したいと思っているわけで…つまり、自分が信じているプロジェクトなり体制なりに、きちんと加わりたいと思っているわけでね。その辺は重要でしょ。とにかく、近々の引退を考えるような理由はありません。」
【ドヴィ選手が現役続投ならば、第一希望はドゥカティ継続?】
「第一希望も最終希望もないですよ。交渉が開始されたら、双方ともに、これまでどう言うことを成し遂げてきたかを念頭に置いて話し合っていくわけでね。
ドヴィとドゥカティの関係はヴァレンティーノ・ロッシ離脱後から始まり、最初の2年はかなり厳しいものでした。しかし、その後、多大なる努力により現在のレベルにまで到達したわけです。その辺の経緯は、ドヴィにとってもドゥカティにとっても重要でしょうね。」
【しかし、昨年はドヴィ選手とジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)の不和が良く話題になっていたが…】
「もっと全体を俯瞰して見なければならない状況と言うのもありますからね。ポジティブな結果が出ていても、それなりに緊迫感は生じるものなんですから。強い個性を持つ2人が、勝利と言う共通の目標に向かって対峙するわけですからね。意見が対立することもあるだろうが、しかし、重要なのはそうしたエネルギーをリザルト獲得に向けて上手く流してやることなんですよ。
こんなのはどこにでもある話ですから、いちいち驚く必要などないんです。ここ最近のヤマハ選手が良い例じゃないですか…かなりぴりぴりしていたでしょ。
昨今のモトGPではあらゆるものの限界点を探りつつ、それなりの結果を出していくと言う状況だから、時には激しい対立が生じるんですよ。しかし、あくまでも共通の目標のためにそうなってるんであってね。」
【今後、交渉が始まったら、契約金額と言うのは大きな要素になる?ドゥカティ側は再三、『今年、契約金額は減少の方向に向かう』と言っているが…】
「契約金額が問題になるのは、選手が『自分は正当に評価されていない』と感じた時のみですから。現在、特殊な状況下であることは確かなのだし、今後の契約に向けてチーム側の経済状態が昨年以下になる確率は高いでしょうね。スポンサーも同様でしょう。
ただ、金額の問題と言うのは二義的なものだから。話を進める際、まず私は技術的な問題から始め、その後、金額について話し合っています。」
【現在、残っているシートを思えば、技術的に見て、ドゥカティ機はかなり魅力的だが…】
「現在のモトGPでは、勝利獲得に向けて真摯な努力を続ける者にとっては希望がありますからね。頭数合わせだけで参戦しているチーム等ありませんよ。
ドゥカティにKTM、アプリリアは同様の野心を掲げています。ただ、それぞれの立ち位置は異なりますがね。とにかく、各プロジェクトについて検討していくべきでしょう。」
"I soldi? Un problema se Ducati non riconosce il valore di Dovizioso": Parla il manager Simone Battistella: "inizieramo le trattative a fine maggio, inutile aspettare. Gli screzi con Dall'Igna? Positivi quando servono a raggiungere un fine comune" https://t.co/wuy2CEVKLT pic.twitter.com/rpxefjxTTd
— gpone.com (@gponedotcom) May 8, 2020
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
2015年のロッシvsマルケス事件の裏話は次回『note』で!!
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不仲説は否定しないのね(笑)
ドヴィは対マルケスとのドッグファイトに強いからまだまだ一線級の体制で観たいなぁ