『ロレンソ:ヤマハ2020年機には乗れない』
★10月7〜8日、ポルティマオ・サーキットで、モトGPメーカーらがプライベートテストを行う。
★各メーカーのテストライダーがモトGP機で走行し、正規ライダーはスーパースポーツ機で走行する。
★同テスト会見では、往年のライバルであるホルヘ・ロレンソ(ヤマハテストライダー)とダニ・ペドロサ(KTMテストライダー)が久しぶりに同席した。
★両テストライダーのコメント。
記者
「ロレンソvsペドロサ両手ストライダーの対決に関心が寄せられているが…」
ペドロサ
「(自分にとっても)ホルヘにとっても良いことでしょうね。15年も一緒にレース参戦してきて、今、また、こうして一緒にトラックを走るんですから。
テストも1人より誰かと一緒に走った方が面白いから。しかも、ホルヘはライバルだったわけだし。一緒は嬉しいですよ。」
ロレンソ
「僕ら2人とも、30才を過ぎても、まだこうして好きなことができてるんですねぇ。
僕らはライダーで、相変わらず戦闘力は高いわけだし…ただ、予選で戦ったていた時のような感覚はもうないでしょうけどね。」
記者
「ロレンソテストライダーは、久しぶりのヤマハM1機となるが…」
ロレンソ
「ワクワクしてますよ。9ヶ月ぶりのモトGP機ですからね。こんなに離れていたのは初めてのことなんで。
ここは僕にとって初トラックだし、そのうえ、けっこう複雑な所だから…ここで、モトGP機に慣れるのはちょっと厄介かもしれませんね。
馬鹿なミスをしないよう、そして、最大限に情報を収集できるようにしていかないと。」
記者
「ただ、今回、ヤマハ機2020年版には乗らないそうで…」
ロレンソ
「数週間前、メレガッリ(ヤマハ・チームマネージャー)と話した時、最新マシンに乗れるからと言われてたんですが…数時間前にピットボックスに行ってみたら、2019年版だったんですよ。
まぁ、最大限のことはしてくれたんだろうけれど、でも、2020年版を用意する時間がなかったんでしょうね。」
記者
「テストライダー人生はどう?」
ロレンソ
「ネットで見てもらっている以上に、素晴らしい生活を送ってますよ(冗)。満足しています。自由な時間は豊富にあるし、何がやりたいかを自分で決められるし。
僕みたいな2輪好きにとってテストライダーと言うのは、ほぼ完璧な仕事と言って良いでしょうね。レース参戦はプレッシャーはなく、年間2週間ほど働いて、義務的なこともそれほどありはしないんだから。
もちろん、優勝した時の醍醐味は感じられませんけどね。今、僕のライバルはストップウォッチの方だから。
まぁ、結局、人生において全てを手に入れることはできないわけで…選ばなければならないものでしょ。今のところ、最高な形で折り合いがついてますよ。」
記者
「今年のチャンピオンシップについては?」
ロレンソ
「今シーズンは全メーカーのマシンが1勝はできそうな感じですよね。アプリリアはともかくとして…でも、それだって、それほど引き離されているるわけではないし。
ただ、驚異的な才能の持ち主であるマルク・マルケスが不在なわけだから…昇格した途端にタイトルを取って、今なお伸び続けているライダーですからねぇ。
マルクがケガする前、『今年もマルケス天下になると思う?』と訊かれ、『ホンダ機がどれだけ改善されるか、あと、ライバル機どれだけ改善されるかに依るでしょうね』って答えたんですよ。
そして、ヘレス1戦目ではマルクの速さを目の当たりにし…ただ、あの時点では他のサーキットでどれだけ速いかは未知数でしたけどね。ホンダ機に左右もされただろうし…とにかく、マルクでしか勝てないマシンなんだから。
マルクが勝負から外れ、多くのライダーはタイトル獲得のチャンス到来ってことに気づき、かつてないほど拮抗したチャンピオンシップになっていると言うわけでしょ。」
ペドロサ
「確かに、マルク不在で優勝のチャンスが増えたでしょうね。おそらくマルクなら表彰台の常連になっていただろうし。ただ、それでも表彰台って言うのは、もう2人上がれるわけだから。
マルクがいたら勝つのは難しくなっていたでしょ。ただ、競争レベルに関しては、たとえマルク不在でもかなり高いものになってますよ。」
Jorge Lorenzo: "Nei test di Portimao non avrò la Yamaha 2020": "Non c'è stato tempo. Mi piace fare il tester, è un lavoro vicino alla perfezione per me. Mi mancano le sensazioni della vittoria, ora il mio rivale è il cronometro" https://t.co/6HdVKo09Ye pic.twitter.com/RxD7K9Hgda
— gpone.com (@gponedotcom) October 6, 2020
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ル・マン&アラゴン2戦の『GPまとめ』を3本とも読むなら『まぐまぐ』がお得です!
(2024/11/21 23:38:45時点 楽天市場調べ-詳細)
二人のテストライダーは贅沢ですね。
出来ることなら、また二人のバトル観てみたい。
20年型に乗れないのはロレンソとの契約を今年で終わりにするからじゃないかなと思う
終わりにするテストライダーに最新型乗せるともし来年違うメーカーのテストライダーになった時に情報漏れる可能性高いから
「ロレンソvsペドロサのストライダーの対決」とか楽しみだな
ヤマハはテストに回す2020型エンジンの余裕がないのかな?と思ったけどね
ロレンソ側の事情ではなくYAMAHA、しかも本社側の問題と思いますねぇ
ヴァレ達から事前テストもしないとグチられ、エンジン問題も恥を捨てて他メーカーから合意を得た直後にエンジンじゃなかったとか、普通はあり得ない動きが多過ぎて…
誰かしてるか知らないけど迷采配が続くから今回も単に手配出来なかったのでは?
去年懺悔会見開いたのも本社が上手くいってないような気がします
現場とライダーは頑張ってるのにね
20年版をライド出来ないのは残念ですねぇ。
果たして19年版でのテストで、20年版へのフィードバックがどれくらい出来るのでしょうかねぇ?
ロッシ残留交渉に思った以上にサラリー使ったと聞きますし来年以降のロレンソの就職は厳しそうですね
ホンダはストーナー呼び戻せばいいのに
今年はマルケスが怪我で不在だけど、いたらどうだった❓って言いますが、今年のマシン、タイヤでマルケスが出した答えが現状。そんなこと言ったら、ヤマハのエンジン問題やバニャやロッシ等々の転倒、ドビちゃん転倒巻き込まれ、ピニャの転けない様に完走した結果のリザルト、全てリセットしたいY。あっ、中上くんの表彰台もね(笑)