『バイラ:KTMはペトルッチにドゥカティでは無理だったものを提供する』
★ダニーロ・ペトルッチは2020年末にドゥカティファクトリーを離れ、2021年よりKTMテック3チームからモトGP参戦する。
★KTMのピット・バイラ氏(モータースポーツ・ディレクター)が、次のように話した。
「ダニーロ(ペトルッチ)のことが、少し分かってきましたね。ある種の雰囲気を必要としていて…うちは提供できると思いますよ。周囲の環境に対して、居心地が良いって感じていたいタイプのライダーですよね。以前、所属していたチームより、その辺に関して上手く采配していくつもりでいますよ。
ダニーロは既にモトGPで2勝してますからね。モトGPでは、たまたま偶然、レース優勝するなんてことはできないから。モトGPで勝つには、ライダーとして稀有な才能を持ち合わせてなければならないんですよ。
今度はうちが、ダニーロの実力を引き出してやる番ですね。」
【2021年に向けては?】
「KTM機は、いまやそれほど多くの疑問点もなく、戦闘力の高いマシンと言って良いでしょう。
つまり、うちには戦闘力の高いマシンもあり、ダニーロと一緒に懸命に頑張っていくと言うことですよ。うちのモトGPライダー陣と同様、ダニーロもタールガウ(オーストリア)にある『Red Bull Athletic Performance Center』でチェックを受ける予定です。ライダーのパフォーマンスが上がるよう、よりプロフェショナルな方法でレッドブルがサポートしてくれる施設なんですよ。
これだけでも、ダニーロにとっては大きいでしょ。」
【こうした事について、ペトルッチ選手はなんと言っているの?】
「ある日突然、『KTMは自分の世話をしっかりしてくれている』と気づいたみたいですよ。
うちは、日曜の2時に選手をレースに放り込んで、3時になったら『なぜ好結果を出せないんだ?』なんて言う気はないんでね。冬季オフシーズンも心身共に向上できるよう、トレーニングや栄養面等、しっかりケアしていきますよ。他にどんなスポーツをやってきたのかも分かっているし…些細だけれど重要な事柄って言うのは多いもんだから…もちろん、2輪の経験だけじゃなくね。
また、たとえベストなマシンに乗っても、ライダーが自動的にどこでも速く走れるものではないってことも分かっているし。
『Athletic Performance Center』のような施設で、ライダー陣の能力を向上・強化させていきたいと思ってるんですよ。」
【ところで、イケル・レクオナについては?いまだ実力が開花していないようだが…】
「モトGPのルーキーシーズンで、イケルはトップ10内に3回入ったんですよ。ミザノ戦では、あと少しで6位ってとこまで行きましたしね。
2年目もこのまま向上していけるだろうし、うちのマシンもさらに改善されるだろうから、イケルにとっても助けになるんじゃないんですか。」
Pit Beirer: "KTM will give Petrucci what Ducati was unable to do": "You don't win two MotoGP Grands Prix by chance and we'll be better at offering Danilo a family atmosphere. We'll be able to get the most out of his talent." https://t.co/1j6WFL6vFr pic.twitter.com/o5H2Iq198I
— gpone.com (@gponedotcom) January 12, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
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優遇措置が無くなってどう変わるか?が報じられているけど、とはいっても昨年のような状況だと、三人のタイプ違いの優勝経験者とマシンの特性からチャンピオンシップ荒らす存在になるだろうし。
ダニーロは荒れた展開に強いしね、今季もメーカー共々侮れない存在になりそう。
最高じゃないか。
仕事に見合ったサラリーも提供してあげてね
KTMのやってやるよという本気度がすごいですね。
ドゥカも日本の3メーカーもしっかり注意しないと