『ペルナット:ロッシはヤマハに放出されたわけではない』
★1月29日(金)、伊モトGP業界のご意見番カルロ・ペルナット氏(個人マネージャーとしてカピロッシ、シモンチェッリ、イアンノーネ選手らを担当してきた)が、伊サイトインタビューで次のように話した。
【ヴァレンティーノ・ロッシは、結局、降格されたと言うこと?】
「私はねぇ、ヴァレンティーノとの絆は極めて強い方なんですよ…何年もの間、私らを楽しませてくれてねぇ。
(最近は)素晴らしいシーズンを送っているとは言えないわけで…転倒も多いし、マシンのセッティングにいくらか問題もあるし。
ただ、とにかく、ヴァレンティーノ・ロッシですからねぇ…2輪レース業界には必要なんですよ。今年は良いシーズンを送って欲しいもんですよ。
まぁ、うがった見方をするならば、ヤマハの場合、ここ何年かはずっと、ファクトリーじゃない方が良い操縦をしているわけでしょ。二番手チームの方が一番手よりも上手くいってるような感じでね。
表彰台に上がって欲しいと思ってますよ。容易なことではないだろうが…ただ、1つ確かなことがあるとすれば、それは、本人が楽しんでレースに出てるってことなんですよね。」
【10回目タイトル獲得は、もう確実に不可能?】
「たどり着けるとは思えないが、ただ、ヴァレンティーノの場合、なんでも有りだから。
しかし、あの年齢になると、手首の動きは脳がコントロールするもんで…20才ぐらいだと反対なんだがねぇ。40〜42才だと、脳が『あまり加速するな』ってインプットしてくるもんでしょ。
だから、タイトルの方はちょっとねぇ…。」
【ヤマハがファクトリーを、ヴィニャーレス&クアルタラローの若手にした決断をどう思う?】
「ヤマハは企業として決断したわけでね。決断しなければならない時と言うのはあるもんだから。クアルタラローやモルビデッリのような若手ライダーが出てきたら、とにかく、ああ言う決断をしなければ駄目ですよ。
ヴァレンティーノだって、放出されたわけじゃない…二番手チームから出られるんだし。まだ参戦を続けられるよう手を貸したわけでしょ。
放出されたって考えは間違ってますよ。私が思うに、ヤマハはヴァレンティーノを満足させたと思いますよ。まぁ、もしかしたら、多少はがっかりしたかもしれないが、でも、最終的にはけっこう満足してるでしょ。
もちろん、いくつか問題はありますけどね…ペトロナスはファクトリーとは違う体制なんだから。ファクトリーで参戦し続けられるに越したことはなかっただろうが、ただ、そう言う年齢になったと言うことですよ。
あの年なんだから…隠すこともできないでしょ。」
[ 中編に続く ]
(参照サイト:『Automotori』)
(Photo:Instagram)
モトGP業界でのロッシ選手の権力はどのくらいか?って話は、note『モトGP:権力&資金力ランキング他』でどうぞ!
追い出されてはない!
昔のエドワードみたいな人事で若手に譲った方が正しい。
現にドカから復帰したロッシは迷走しているとしか言えない。
勝てるライダーがヤマハにはいないので、仕方ないかな?