『ジベルナウ:グレジーニから自分を信じることを教わった…』
★2月23日午前、ファウスト・グレジーニ氏は新型コロナウイルス感染により約2ヶ月の闘病を続けていたが、脳出血を併発させ亡くなった。享年60才だった。
★セテ・ジベルナウ元選手は2003年よりグレジーニチームからホンダ機でモトGP参戦し、同年鈴鹿開幕戦でチームメイトのダイジロウ・カトウが転倒事故により逝去した。
★ジベルナウ元選手が最近のインタビューで、次のように話した。
「(グレジーニチームに所属していた頃は)自分のキャリアで最も素晴らしい時期でした。2003年のプレシーズンは本当に快調で…ただ、その後、ダイジロウの事故が起きてしまったんですけどね。
皆、残りのシーズンをこなしていく気持ちになんかなれなかったんですが、最終的にはレース参戦を続けていく気力を取り戻すことができました。
第2戦の南アフリカではPPを獲得したんですが、その時のタイムの末尾が『74』だったんです…ダイジロウのゼッケン番号なんですよね。そして、その翌日のレースでも優勝でき…チームと僕の関係は本当に強い絆で結ばれることとなったんです。」
【故カトウ選手とも強い絆を育んでいたそうで…】
「奇跡的な瞬間を何度も2人で体験しました。僕らはトラックに出たら2人のライダーだったけど、チームレベルでは一心同体と言う感じだったんです。」
【ファウスト・グレジーニ氏との想い出は?】
「チームと一緒に、とにかく自分で自分のことを信じなければならないんだって気持ちにさせてくれました。それまで、そう言うことってなかったんですよね。そして、僕にチームの指揮を取らせてくれて。
当時、僕は一番メディアに対応することが多かったんですが、あくまでもイニシアチブは皆で取っていたんです。全員が、本当に素晴らしい仕事をしていましたね。」
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(Photo:Twitter)