『ロッシ:モルビデッリと話し合ったが、励みにはならなかった』
★4月1日、ドーハGP(カタール2戦目)の木曜会見で、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナスSRT)が次のように話した。
「1戦目よりも速く、機敏に走れるよう頑張らないと。マシンのセッティングに手を入れ、リアタイヤがもっと保つようにしなければなりませんね。
けっこうデータを研究してみたんで、あとは実際に何ができるか…ですね。」
【カタール1戦目でマーヴェリック・ヴィニャーレスが優勝していたが…】
「ヴィニャーレスはマシンや電制システムのセッティングにおいて、なにか違うものがあるようなんですよ。すべてを同じにするのはけっこう難しいでしょう…各ライダー、それぞれ違いがあるわけだから。
とにかく、もっと切れのある動きができるよう、なにか違うことをやっていくつもりです。」
【エアロダイナミクスについては?】
「テストで異なるカウルを使ってみたら、以前より少しカバーされるようですね。僕は良い感じですよ。今シーズンは、ずっとこれを使うつもりです。」
【今年のパフォーマンスについては?】
「新型コロナから回復して復帰した後、3回連続で12位なんですよ。取りたいと思ってるようなリザルトではないんですよね。
強い選手は大勢いるけど、それでも、うちのポテンシャルはこんなもんじゃないから。結果が違いを生み出していくのだから、もっと強くならないとね。」
【問題が出てしまったのは、他のヤマハ選手とライディングスタイルが違うから?】
「この間のレースの後でクアルタラローと話したのだけど、僕ら、似たような問題を抱えてたんですよ…クアルタラローもヴィニャーレスとは違うタイプのライディングだし。
ただ、クアルタラローは僕より強かったですけどね。最終的に5位だったし。僕は早々に問題が発生してしまって…第6〜7ラップ目で出てましたから。」
【世代間で違いはある?】
「僕が若い頃は、今とはけっこう違う雰囲気で…若手は年上のライダーのことを、もっと敬っていたから。ただ、2輪レーサーに限らず、一般的な問題なのでしょう。
ライバルにきちんと敬意を払うライダーはいますから。それ以外は…例えば、ビンダーとかは激しい操縦をして、他のライダーのことは気にかけませんしね。
ただ、それは敬意とか配慮とかの問題ではなく、限界点が分かりにくいんですよ。以前は他のライダーに接触しないようにしたもんですけどね。」
【新チームはどう?】
「モルビデッリと2人で話し合ったけど、互いに励みになるような話にはならなかったですね。2人とも、レースではかなり期待してたから。
もっと戦闘力を上げられるよう、それぞれで頑張っていきますよ。」
【ヤマハ2021年版はどう?】
「多少は改善されました。新フレームだと少し上手く曲がって行けます。でも、もっと狭いトラックじゃないと、真の実力は見えてこないから。カタールのコーナーは半径が中・大レベルのものばかりでしょ。
直線コースでは少しスピードが上がったけど、ドゥカティ機とのギャップは相変わらず大きいし。ただ、2020年版よりは良いですけどね。」
【トラックの内外でのプレッシャーが大きいようだが…】
「以前と比べ、色々と変わってきてますからね。TVカメラはあちこちにあるし…外部からのプレッシャーも高まっていて。
本音で動けば、そこから論争が起こり、数週間はへとへとになってしまったりとかね。政治的に正しく振る舞うか、もしくは、そう言う振りをするか…もしくは、もっと賢く立ち回るかでしょうね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
今年のロッシは強靭だ!って話は、note『2021カタールテストまとめ1:ヤマハ・スズキ・アプリリア』でどうぞ!
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