『オリヴェイラ:レース実施はデュパスキエにとって一番良い弔いだった』
★5月30日(日)、イタリアGP決勝戦でミゲル・オリヴェイラ(KTMファクトリー)が2位だった。
★首位とのタイム差はわずか2.592秒だった。
★KTM機には新フレームが使用され、予選でも好調だった(※オリヴェイラ7位、ビンダー6位)。
オリヴェイラ選手によれば新フレームは、「コーナ立ち上がりやタイヤ温存でサポートになる」とのこと。
★オリヴェイラ選手のコメント。
【今回は、モト3選手のジェイソン・デュパスキエ逝去が公表された後のレースとなってしまったが…】
「皆、厳しい状態だったと思います。僕らライダーは全員、黙祷した直後、時速300km以上のスピードで走らなければならなかったわけで…。なんとかネガティブな考えをしりぞけ、走れるんだって集中しなければならないわけで。
ジェイソンのことは本当に気の毒に思ってます。多分、僕ら選手は全員、互いに配慮しようと言う気持ちでトラックに出たと思うし、今日、こうしてレースを実施したことはジェイソンにとって一番良い弔いになったんじゃないかと思ってます。」
【こうした悲惨な事故は避けられるもの?】
「モト3クラスでもかなりのスピードで走っているし、とにかく、常に密な集団戦になるクラスですからね…。見ごたえはあるだろうけど、ライダーの危険は大きいわけだから。こうした事故が起きると、恐怖心を抱かずに走ると言うのは難しいわけで…特に、見通しの悪いコーナーがあるトラックでは前方で事故が起きても分からないわけだから、轢いてしまう危険はありますよね。
ここ数年、深刻な事故は常に似たような状況で起きているじゃないですか。常に安全は心がけているものの、本当に複雑な問題だし、解決策は簡単には見つからないでしょうね。」
【ミール&オリヴェイラ選手はグリーンゾーンに乗ってしまっていたが、最近、コース外走行のペナルティは厳しすぎると思う?】
「このマシンをあのスピードで走っていて、常にグリーンゾーンをきちんと避けるなんて容易なことではないんですよ。だから、なにかしら制限が設けられるって言うのが妥当でしょうね。
まぁ、今日はツイてましたけどね…ミールがグリーンゾーンに乗っていたから、結局、順位には影響が出なくって。とにかく、上手くは行きました。」
Oliveira: "correre è stato il miglior modo per onorare Jason Dupasquier": "Negli ultimi anni tutti gli incidenti gravi hanno avuto più o meno questa dinamica. Dopo un incidente del genere è difficile per un pilota non avere paura, e al Mugello ci sono… https://t.co/tvTO68bpla pic.twitter.com/7YhTQxZrAl
— gpone.com (@gponedotcom) May 30, 2021
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