『リンス:ミスをしたとも問題があるとも思えない…』
★5月30日(日)、イタリアGP決勝戦でアレックス・リンス(スズキファクトリー)が転倒リタイヤした。
★ここまでの6戦で、4戦連続転倒。今回は『Bucine』コーナーで転倒。
★リンス選手のコメント。
「4回連続転倒を検証するなんて容易なことじゃないですよ。とにかく、今回の転倒を分析するのに、すぐピットボックスへ戻りましたけどね。これと言って何かミスをしたとは思えないし、操縦に問題があるとも思えません。
でも、とにかく、なぜ転倒してしまうのかを突き止めないと。異常でしょ。スピードは出てるのに、レース完走ができないんです。」
【心当たりはあるの?】
「フロントが100%の感触ではないんですよ。ミールの後ろについて走ってみたところ、そのままどんどん進んで行けば、感触は良くなっていくんです。
でも、転倒の正確な理由が本当に分からなくて…。こんなに何度も繰り返していては、スパッと忘れて再スタートを切るなんて簡単にはできないから。」
【しかも、レース前にはジェイソン逝去の知らせも入り…】
「厳しいですよね。1分間黙祷の時、ジェイソンが逝ってしまったなんてとても信じられなくて。こう言うことが起きると、本当にキツいんですよ。
もちろん、これが危険なスポーツだってことは知ってるけど、そう言うことは考えないようにして、ジェイソンのためにも頑張ってレースに出るわけじゃないですか。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
フランスGP決勝戦を左右した5つについては、note『2021フランスGPまとめ』でどうぞ!
これまでの3回の転倒とは違い、今回は不幸があった中で、やはり100%集中できていなかったんじゃないかな。
次のカタルーニャで良い流れをつかんで。
ミルが転んでいない所がポイント。以前ヤマハも開幕戦からライダーが転びまくることに関してバイクが悪いと判断していた事に、ライダーのせいだと思っていた自分と、エンジニア魂との思考のギャップに気づかされた。ミルのデータとの比較検討して解決できると良いですね。すでに来年のエンジンテストもしているようですし、リンスのランキングには22年に期待して、今年は勝ちだけに執着して頑張れリンス(笑)