『シモンチェッリ:ロッシは自分の時代が終わったことに気づくべき』
★6月4日、カタルーニャGP決勝戦でヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナス)が転倒リタイヤした。
★今シーズンここまで7戦のリザルトは、12位/16位/リタイヤ/17位/11位/10位/リタイヤである。
★なお、現在は総合19位(15ポイント)に就いており、それより下位はルーキー選手(マリーニ)と、来季のシート獲得が危ぶまれている2選手(レクオナ、サヴァドーリ)のみである。
★ロッシ選手は3日、カタルーニャGP予選の後、次のように話していた。
「問題は、FPセッションでミスをしようものなら、『もう年なんだから』とか『引退した方がいい』って言われてしまうことですね。」
★パオロ・シモンチェッリ氏(故マルコ選手の父親で、以前よりロッシ選手とは友好関係にある)が、次のように話した。
「ヴァレンティーノ・ロッシは、もう自分の時代が終わったことに気づくべきって言う状態だろうね。
そう言うことですよ。あれで本人が楽しめているとは、私には思えません。あの状態で、楽しいもなんもないでしょ。じっくり考えて、然るべき決断をすべきだと思うがね。
あのロッシが、最下位かその1つ前にいるなんて…そりゃあないでしょ。」
★アレックス・リンス(スズキファクトリー)が、カタルーニャ決勝戦後に次のように話した。
「今、ヴァレンティーノは苦しんでるんですよ。本当に厳しい状況でしょ。普通の選手なら、とっくに『今年いっぱいで引退する』と表明してると思います。
闘士なんですよ。物凄いですよ…あの年で、あそこまでトレーニングするんだから。多分、以前はあんな身体トレーニングはしてなかったと思うんですよ。ジム・トレーニングから自転車、それからオートバイでもね…。」
MOTOGP – Pesa la caduta in #Catalunya per Valentino #Rossi. Paolo #Simoncelli invita il Dottore ad una riflessione. Alex #Rins: "Sta soffrendo, non è facile per lui" #Corsedimoto @ValeYellow46 @teamSic58 @Rins42 https://t.co/u1oAUCKUZq
— corsedimoto (@corsedimoto) June 8, 2021
(参照サイト:『Corse di moto』)
ロッシ本人は「悪くない」と言ってるが…って話は、note『2021イタリアGPまとめ』でどうぞ!
40歳を過ぎ、身体的なピークはとっくに超え、反射神経も鈍り、若手ライダーは台頭してきている。
GP史上トップの名声も得た。
それでも満足せず、下位になっても諦めず、肉体に鞭を打ちながら0.001秒でも速くなろうと努力を続ける。
泥臭くたっていいじゃない。ロッシが心の底から納得出来るまで走り続けて欲しいよ。
トレーニングそんなにやってるなら報われてほしいですね
晩年のバリー・シーン選手のようにプライベート参戦で走っていたらここまで周囲から言われないのでしょうね。
晩年のバリーはプライベート参戦ではあったけど3位表彰台獲得、ランキング6位にもなったから文句もなにも出ませんよね…
ロッシについて思うところいくつか
まずヤマハというメーカーに対してあんまりな態度
ドゥカティで大失敗した自分を受け入れてくれた恩はどこに行ったんでしょうか
成績不振からメーカーに謝罪会見までさせました
ついでに共通ECUになったあとIMUユニットからチートをしているとホンダとドゥカティ名指しで裏も取らず中傷
後年でIMUまで共通になりましたがなおもヤマハは不振…
しかし自分以外の選手が活躍するとマシンのせいに出来ないので今度はタイヤのせいにしてしまう
更に有望な若手発掘がチーム目標のペトロナスにねじ込みました(ヤマハのせいでもありますが)
ファビオを発掘した同チームはチャンピオン候補のファビオを取り上げられチーム目標から外れる若手どころか老年のロッシを押し付けられ
当然ロッシの枠の分だけ新人発掘はできず、おまけにロッシの成績は最悪です
ラザリ氏は散々文句言いながらもロッシを受け入れてくれましたが
なんと今度は自分のチームのVR46とペトロナスをヤマハサテライトで競合
(今の所ペトロナスは結局ヤマハ、VR46はドゥカティ濃厚ですが)
現役続行の受け皿になってくれたペトロナスに対する義理とかなんもあったもんじゃないだなって正直思いました
とはいえVR46がドゥカティのサテライトになったとしても
やはりヤマハに対する不義理だとは正直思います
ロッシは自分とチームのVR46を分けて考えてくれと言ってますが正直無理ありますよね
自身のアカデミーも関わってますし
仮にヤマハが6台供給できて
VR46がペトロナスと競合せずにヤマハサテライトになれて
そこで今、自分のチームのライダーとしてのびのび走っているのなら
誰にも迷惑をかけずにラバトやアブラハムポジションで良い選手生活だったと思います
しかし現実はラザリ氏が若手に座らせたい椅子に無理やり座って
なんならチームオーナーとしてラザリ氏のヤマハの椅子を奪おうとした状態ですよね
とある漢字2文字が思い浮かんでしまいます
まぁレース外の話なんて、叩けば誰でも出てくるわけで、
ロッシほど長く続けてればなおさら。
そしてそれもロッシの魅力の一部であって、
それがあるからこそ凄い記録を作り出せてきたんですね。
なんにしても最後まで応援しますよ。
最後まで好きにやってください。頑張れ! ロッシ!
doctorとヤマハファクトリーの関係性について語るなら2003年末からの古沢氏時代のところまで知った上でとお願い申しあげます。
乱暴に言ってしまうと2輪でも4輪でも過去してなかった身体的トレーニングを始めた時点でその選手の引退時期になってると思います。