『ロッシ:シューマッハのように引退後、復帰はしない』
★10月1日、アメリカズGPでヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナスSRT)がFP1で20位、FP2で17位だった。
★各セッション後のロッシ会見は常に本人の短い分析コメントから始まり、その後、記者陣からの質問となる。
★ロッシ選手のコメント。
「うちにとっては良い1日だったとは言えませんね…けっこう遅かったから。特にウェットでは、加速のグリップ不足で大苦戦してしまって。
ドライの時は多少ましだったけど、それほど強い走りはできてなかったし…。
アスファルトの状態が悪く、陥没のせいで大変なんですよ。その辺でもっと効果的な動きをできるようにして、ペースを上げていかないとね。
明日は雨の予報が出てるけど、今日だって本当は天気が崩れるはずだったのにFP2セッションはドライで走れたから。明日もそうなってくれると良いんですけどねぇ。」
【アスファルトはそんなに酷い状態なの?】
「サーキットは素晴らしくって、僕は大好きなんだけど…ただ、本当に穴だらけなんですよ。まぁ、アメリカの場合は珍しくないんですけどね。セーフティコミッションの会合で、もう何度も何度も話し合ってきたテーマなんで。
きちんと改修すると確約してもらってたし、実際、バックストレートと第18コーナーは良くなってるんです。ところが、その他に関しては、これまでよりも悪化してるんですよね。」
【安全面で問題はないの?】
「もちろん、ありますよ。こんな穴だらけのコースで走るのは、当然、危険だし、レース本番では、皆、もっとプッシュするわけだから。」
【クアルタラロー選手が、『3種類のアスファルトが混ざっているため問題が起きている』と言っていたが…】
「その通りですよ。特にウェットの時はグリップが3通りになってしまうものだから、プッシュのしどころが分かりにくくて。
ただ、真の問題は陥没が多すぎることでしょうね。」
【体力的にキツいレースになりそう?】
「ここは、もともと体力面ではキツいトラックで…ブレーキングがけっこう大変だし、高速での方向転換も多いから。
しかも、通常、4月に開催してる時に比べると、この時期はかなり暑いし…今回は、誰にとっても厳しいレースになるでしょうね。」
【レースの周回数を減らせば、少しは楽になる?】
「けっこう多くの選手が心配している点で…セーフティコミッションでの良い議題になるでしょうね。
まぁ、周回数を減らしても陥没問題は解決しないけど、選手の体力問題については軽減するでしょうね。」
【2019年にロッシ選手はここで優勝争いをしているのに、なぜ今回は不調なの?】
「なんと答えたらいいものやら…。皆であらゆることを試み、最大限に集中するようにはしてるんですけどね。僕も全力で頑張っているし…。でも、ここ数年に比べ、苦戦しているんですよ。
今回は特に酷く…2019年には超速で走れていたのに…。以前よりマシンで苦戦してるんですよ。2019年の時はもっと良い感じで走っていて…コーナーではもっと速かったんですけどねぇ。
僕自身はそんなに遅くなってしまった感じがしないのに、とにかく、何かが上手く機能していないんです。」
【ミハエル・シューマッハなどは引退後、何年かしてまた復帰していたが…ロッシ選手も、そう言う可能性はありそう?】
「いや、ないですね。僕は、自分がレース参戦できる限り頑張ってきたから、復帰はしないでしょう。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse si moto』)
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>【クアルタラロー選手が、『3種類のアスファルトが混ざっているため問題が起きている』と言っていたが…】
>「その通りですよ。特にウェットの時はグリップが3通りになってしまうものだから、プッシュのしどころが分かりにくくて。
これは初耳というかすごいな
区間ごと?それともバンプ修正などで同一コーナーにかな?
【ミハエル・シューマッハなどは引退後、何年かしてまた復帰していたが…ロッシ選手も、そう言う可能性はありそう?】
前提条件が無茶な質問をしますね