バニャイア危険を訴える『転倒したら、そのままコースに留まってしまう』2021アメリカズGP

『バニャイア：転倒したら、そのままコースに留まってしまう』

★10月1日、アメリカズGPでフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）がFP1で8位、FP2で6位だった。。

★バニャイア選手のコメント。

【路面の陥没が酷いようで…】
「ここまで酷いサーキットで走ったことがないんじゃないかってほどで…皆、同じ意見です。ただ、レースのために来てるのだから、きちんとやりますけどね。
セーフティコミッションの会合は凄いことになるでしょうね…皆、怒りまくってるから。通常、再舗装がされたら改善されるはずなのに、ここは悪化してしまってるんですからね。
どうしてこう言う結果になってしまったのか…きちんと解明しないと。」

【こう言うコンディションで走ると、どうなってしまうものなの？】
「リラックスして走ることはできないです。そんなことをしたら転倒してしまうし…レース本番で、きちんとコース内を走るのは難しいでしょう。マシンの動きが読めないんだから。
各選手のタイムを見ると一目瞭然で…周回によって1秒ぐらい差がありますから。コンスタントな走行が大変なんですよ。」

【開催中止を提案しようと思う？】
「例えば、クアルタラローなら…48ポイントも引き離して総合首位にいるのだから、気軽にそう言う提案ができるかもしれないけれど…僕は難しいですよね。
ただ、問題は…ここのトラックは、転倒するとコース上に留まってしまう危険があるんですよ。全面的な再舗装が難しいのならば、今後は開催しない方が良いのかもしれませんね。
本当に奇妙な状況で…ウェットの場合、古いアスファルト部分は新しい所より早く乾くのに、グリップはないんですよ。」

【かなり危険なトラックだと言うこと？】
「速く走ることだけに集中できず、マシンが暴れないようにがっちり抱え込んで走らなければならないのはキツいですよね。
今日なんか、第10コーナーでは頻繁にフロントが切れ込んでしまい、マシンが跳ねまくってたんですよ。今も言ったように、あそこで転倒してしまったらコース中央に留まってしまうわけで…もしレース本番で、20台ものマシンが後ろからやって来たら、そう簡単に脇に避けることなんてできないでしょう。どうなってしまうのか…想像したくもないですね。
アメリカでのレース開催は素晴らしいけれど、これでは世界一危険なサーキットと言う感じだから。セーフティコミッションの会合で話し合ってみて、どうするか考えることになるでしょう。」

【レース中止が良案ではないのなら、2018年のシルヴァーストン戦のようにする？】
「今回のトラックコンディションは、あの時のシルヴァーストンよりも酷いですからね。
今、僕はタイトル争い中だから、レースに出なければポイントを稼いでいけないし…ただ、こう言う状態できちんと走れるかどうかに自信もないし…。アッと言う間にミスしてしまうでしょうからね。
限界ギリギリのプッシュなんてできないですよ…常に限界以上の走りをしなければならないのだから。
モト3機だと軽いから、それほど大きな問題にはならないけど、もうモト2機ぐらいだと…あれは電制システムのコントロールもないから、けっこう危険でしょう。
セーフティコミッションで、自分の意見をきちんと言うつもりですよ。基本的にレース参戦は強制ではないけれど、2〜3選手が『レースは予定通りにやろう』と言ったら、結局、全員参戦と言うことになりますからね。」

Bagnaia: "Correre così ad Austin è pericoloso, se cadi resti in pista": "Per me è difficile dire di non correre, ci perderei, ma non ti senti sicuro a guidare in queste condizioni. Non pensi ad essere veloce, ma a non fare muovere la moto" https://t.co/3DgwbyFJlL pic.twitter.com/llLeFuXS24

— gpone.com (@gponedotcom) October 1, 2021

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）

バニャイア勝利はドゥカティ陣が意図せずしてチームプレイをしてたからって話は、『サンマリノ＆リビエラ・ディ・リミニGPまとめ』でどうぞ！