『メレガッリ:なぜロッシはVR46チームにドゥカティ機を選んだのか?』
★2021年のモトGPクラスは残り3戦となり、現在はヤマハファクトリーのファビオ・クアルタラロー(22才)が254ポイントを獲得して総合首位に就いており、ヤマハに6年ぶりのタイトルをもたらすべく邁進している。
なお、クアルタラロー選手はヴァレンティーノ・ロッシ後任として、今年、ファクトリーチームに昇格したばかりである。
★一方、チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレス(26才)は開幕戦で優勝したものの、その後、不振が続き、今年6月にシーズン末にヤマハを離脱すると公表した。
しかし、その後、同選手によるエンジン損壊行為が発覚し、ヤマハ側と双方合意の上、8月に即時契約破棄が決定した。
★その後、ヴィニャーレス選手はアプリリアファクトリーと契約し、9月中旬のアラゴンGPよりレース復帰している。
★なお、ヤマハファクトリーはヴィニャーレス後任としてヤマハ・ペトロナスSRTのフランコ・モルビデッリ選手を昇格させ、モルビデッリ後任としてアンドレア・ドヴィツィオーゾを加入させた。
★最近、ヤマハファクトリーのマイオ・メレガッリ氏(チームマネージャー)が、仏サイト『GP-Inside』のインタビューで次のように話した。
[ 前編はこちら ]
【なぜロッシ率いるVR46チームは、来年、ドゥカティ機でモトGP参戦することになったの?】
「その件について、ロッシ本人が最終決定を下したのかどうかは知らないが…
まず第一に、ラズラン・ラザリのチーム(※現在のヤマハ・ペトロナスSRT)のことは、もちろん、信頼してるんですよ。おおいに尽くしてくれてますからね。
うちの問題は、マシンをこれ以上は提供できないと言う点なんですよ。ドゥカティのような体制にはなってないので…来年、あそこは8台参戦させるじゃないですか。
おそらく、その辺が原因になってしまってるのだと思います。」
【ちなみに、2022年ヤマハ機については?】
「エンジンパフォーマンスを改善し、特にトップスピードを上げることが目標です。1〜3速までの加速は悪くないが、それ以上が厄介なもんですから。その辺を改善していかないとなりません。」
【また、現在、SBKでタイトル争いをしているトプラク・ラズガットリオグルの、モトGP昇格が取り沙汰されているが…】
「オーストリアで本人に会ったところ、モトGPに関心がないと言うことはすぐに分かりました…少なくとも、現時点ではね。やはり、優先順位の一番は他にあるようで…。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(Photo:Instagram)
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