モルビデッリ、バニャイア、アレイシ、オリヴェイラ、レクオナ：2021アルガルベGP木曜会見まとめ

『モルビデッリ、バニャイア、アレイシ、オリヴェイラ、レクオナ：2021アルガルヴェGP木曜会見まとめ』

★11月4日、アルガルヴェGP木曜会見でのモトGP選手コメントによる新情報は以下のとおり。

・フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）は、今回、パドック入りしているケーシー・ストーナーについて次のように話した。
「うちのピットボックスに来て、チーフメカニックのガバッリーニ（かつてストーナー元選手を担当）と話してたそうじゃないですか。
僕は初めて会うんで、色々と聞いてみたいことがあるんですよ。まだ子供の頃、ヴァレンティーノ（ロッシ）と戦ってるところを観てたんで…ヴァレのとこをどう思っているのか聞いてみたいですね。」

・フランコ・モルビデッリ（ヤマハファクトリー）によれば、来年はチーフメカニックがパトリック・プリマー氏に替わる予定で、今週末よりピットボックス入りしてチーム作業に加わるとのこと。なお、現在のチーフメカニックであるシルヴァーノ・ガルブゼラ氏は、来年はテストチームに専念する予定。
また、ペトロナスチームでチーフメカニックを務めていたラモン・フォルカーダ氏について、モルビデッリ選手が次のように話した。
「ラモン・フォルカーダレベルのチーフメカニックが就いてくれていた期間は、これまでのキャリアの中でも素晴らしい時間でした。仕事でもそうだけど、個人的に面識を持てたと言うことも嬉しかったです。
あいにく、人生においては…特にこの業界では、時には別れもあるものだから。」

・アレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー）が、マルク・マルケス欠場についての疑念を次のように話した。
「正直なところ、マルクの事故についての情報は誰も把握してないんで…推測のしようがないんですよね。
脳震盪を起こし、おそらくけっこう深刻なものだったと言う話を信じるしかないでしょう…軽かったら、あのマルク・マルケスなら参戦してるはずなんだから。
ケガと言っても千差万別だから…経緯が分からなければ判断のしようがないし…ただ、欠場するぐらいなんだから、けっこう深刻なのかなとは思ってしまいますよね。」

・ミゲル・オリヴェイラ（KTMファクトリー）が、スティリアGPでの転倒以降の不調について次のように話した。
「あの転倒は大きかったですね…僕の身体がどうこうと言うだけでなく、ライディング能力にまで支障が出てしまったんですから。右手首がデリケートな状態で…回復を早める手立てもなく、むしろ、欠場できないから余計に時間がかかってしまって…。
マシンが完璧な状態ではなかったことも、ちょっと支障になってました。これまで操縦でカバーしてたことが何度もあったのに、あの転倒以降はさらに酷い状況になってしまったもんですから。」

・イケル・レクオナ（KTMテック3）は2022年にホンダよりSBK参戦するのだが、KTMに対する不満を次のように話した。
「（今シーズンのモトGP参戦で）ストレスだったのは、新マテリアルが常にファクトリーチームより遅れて提供されてたことですね…けっこう大きな影響が出てたんで。
あと、KTMの『若手ライダー政策』にも、あまり賛同できなくって…若手のことを信じるって言うなら、せめて3〜4年は時間をかけるべきでしょ。僕は、そう言う風にはしてもらえなかったし、僕のことは信じてくれてなかったみたいだし。どれだけ頑張っているかを見せる時間も、必要なサポートも与えてもらえなかったんだから。
しかも、KTM機と言うのはヤマハやドゥカティみたいなマシンじゃないんだし…パフォーマンス的には大違いだと思うんですよ。特にヤマハ機と比べ、乗った途端に速い走りができるようなマシンじゃないんだから。
僕はもうモトGPに戻ってくることはないと思います…まぁ、人生に絶対なんてことはないですけどね。唯一、ファクトリーチームでならあるかもしれないけど、とにかく、戻らないでしょうね。」

（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Motosprint』）
（参照サイト：『Motosprint』）
（Photo：Instagram）

ヴィニャーレスはマシン開発に役立ちそう？って話は、『エミリア・ロマーニャGPまとめ』でどうぞ！