『ロレンソ:ヤマハは遂に成し遂げたが、今年は真っ赤に染まるだろう』
★ホルヘ・ロレンソ(34才。2010/2012/2015年モトGP総合優勝)が、イタリア二輪レース週刊誌『Motosprint』の2021年末のインタビューで次のように話した。
【昨年、ヤマハが久しぶりにチャンピオンとなり…2015年の貴方以来、久しぶりのことだが…】
「ええ、遂にと言う感じですよね。
マルケス天下が何年も続き、2020年はジョアン・ミールだったけど…ちょっと奇妙なチャンピオンになってたでしょ。マルケスのケガも加担していたから。しかも、レース優勝した選手は多かったけど、絶対王者はいなかったし。
ヤマハはトップの座を確立するのに苦労していたけれど、2021年はヤマハM1機向けのライディングスタイルで走る選手を確保できたわけでね。
ファビオ・クアルタラローは本当に速いし、実に爆発的な走りをしていますよ。」
【昨年、クアルタラロー&ヤマハ機は間違いなくベストコンビだった…】
「ヤマハM1機は相変わらず実にバランスが取れていて、多様性のあるマシンですよね。
ただ、ここ5〜6年はドゥカティのデスモセディチ機が大きく改善され…それに比べると、ヤマハ機はそれほど開発されていないようだけど。
とにかく、何年もかけて遂にタイトルを獲得し…しかも、ヤマハ機もファビオも、勝って然るべき走りを見せてましたからね。」
【一番のライバルは、まさにそのドゥカティ機だったが…】
「冬季シーズンの時点でドゥカティ機はすでに最強マシンだったから、ついにタイトル獲得なるか!?って感じでしたよね。マルケスのケガもあり、わりに楽に獲得できそうだったのに…。
マルケスが100%の状態だと、他は皆、苦戦しますからね。ただ、どうしたことか、(ドゥカティ)ファクトリー両選手が安定性に欠けてしまい、好機を逃してしまってねぇ。」
【今年、ドゥカティは再び挑んでくるでしょ…】
「そうですね。マシンと選手の戦闘力が高いから、そのチャンスを上手く活用してくるでしょう…特に、フランチェスコ・バニャイアが好調だし。
ドゥカティはさらに一歩前進しているようだから、2022年のモトGPは真っ赤に染まるんじゃないんですか。タイトル獲得の絶好のチャンスだし、ケーシー・ストーナー以来、ぷっつりと途切れてしまっていたのだから、その流れを変えるには良いチャンスでしょ。
僕も2年間、ドゥカティに所属してたんで嬉しいですよ。特にジジ(ダッリーニャ。ゼネラルディレクター)が相変わらず戦闘力の超高いマシンを作り続けていますからねぇ。現在、参戦しているマシンの中では、確実にベストでしょ。
ジジは実に頑固なタイプで、125/250ccクラスやSBKで最強マシンを作り上げ、今度はモトGPでもやり遂げたわけでね。
ジジとドゥカティに、賞賛の言葉を送りたいですよ。」
[ その2に続く ]
#JorgeLorenzo analizza la #MotoGP: “#Martin? Più esplosivo di #Bagnaia” – News 🎙️ https://t.co/hsC3Kaxah7
— Motosprint (@motosprint) January 22, 2022
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
かつて、ドゥカティ機は『ライダーつぶし』と言われていたが…って話は、note『バニャイア解説:市販機でのモトGPトレーニングは有効なのか?』でどうぞ!
マルケスが居なくなればファビオか連続2位だったドヴィかと思いきやミルがチャンピオンになったり
次こそは安定感を強めたファビオがぶっちぎりかと思いきや後半にペッコが覚醒したり
怪我でマルケスは終わりマルケス居ない間にGPは先に進んだと言われてたら3勝もしたり…
前シーズンの流れを汲めればペッコ優勢にも見えるけど
新型コロナ陽性が出ればそれまでのレースすら参加できないキツイ御時世
特に契約更改時期なんでライダーのメンタルがおかしくなって
20年21年同様かそれ以上に波乱があるんじゃないかなって…
今年は昨年活躍できなかったモルビデリやリンスが覚醒しそう
特一番見たいのはバニャとモルビデリの戦い
そこにラウル・フェルナンデスとかが殴り込みかけてくれると最高
確かに真っ赤になると思う 日本車じゃないと勝てないと人気を博した80年代から今日まで一転、日本車では勝てないしやはり欧州メーカーの方が思い入れあるからドゥカティKTMの方がいいんじゃねってことになってくるよ。
まあ、マルケスがうっちゃってくれるよw
欧州メーカー贔負はどうも苦手なので日本メーカー頑張って欲しいですね
とりあえずスズキとアプリリアが来年ドゥカティから2チーム獲れるくらいの予算が確保できるくらいの活躍を祈ります