『ギュントーリ:今年のスズキ機は一歩前進した!』
★1月31〜2月2日、セパンサーキットでモトGPのシェイクダウンが行われ、各メーカーのテストライダーおよびルーキー選手が参加した。
(※コンセッション(優遇措置)を受けているアプリリアのみ、正規選手も参加した。)
★同シェイクダウン終了後、スズキのテストライダーであるシルヴァン・ギュントーリが次のように話した。
【テストライダーの仕事とは?】
「ここ何年か、テストチームが組織的にどんどん良くなり、効率的になっていて…時間を最大限に使う必要がありますしね。正規ライダーはあまりテストができないから、テストライダーの存在がどんどん重要になってきてるんです。
僕らテストライダーの仕事と言うのは、正規ライダーのためにマシンを準備することであり、そのためにテストライダーは取捨選択し、どの方向に進むかを見極め、改善されたと見なされたマテリアルだけをファクトリー選手に試してもらうようにするんですよ。」
【エンジンに関し、正しい方向性を見極めるのが重要…】
「レギュレーションによれば、コンセッション(優遇措置)を受けていない限りはカタール開幕戦前に(エンジン最終稿を)決めなければならないじゃないですか。そこで間違うわけにいかないですからね。
昨シーズン中は2022年に向けてかなりの作業をしてきたし、最終的にたどり着いた結果には満足しています…一歩前進できたんでね。」
【今回のシェイクダウンでは、どんな作業をしていたの?】
「エアロダイナミクスのテストをし、昨シーズン中盤に導入したホールショットデバイス(※リア)に関してはけっこう前進しました。
5日からのセパンテストに向けて、いくらか新しいものを用意していて…シーズンを通じて、いろいろな様相が見えてくるわけだから重要なんですよ。
全体的に見て、マシンは乗り心地が良くなり、戦闘力も上がっています。エンジンとその他の点において、うちは一歩前進ができました。
戦闘力が非常に高いライバル陣に立ち向かっていくべく、スズキはかなり重要な作業を成し遂げましたよ。」
【大改革と言った感じ?】
「全体的に見て、予想にそくした進歩と言った感じですね。」
【ところで、貴方がスズキのチームマネージャーになると書いている記事もあるようだが…】
「いやいや、今年は既に仕事が盛り沢山ですからね(笑)。耐久レースの方もあるし、英語でTV解説の仕事もしてるんで…。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ザマーニ考察(深堀):スズキに新チームマネージャーは入るのか?については、『深堀り特集:スズキに何が起きているのか?なぜドゥカティは再生できたのか?』でどうぞ!
そういえば日本人テストライダーが遅くて役に立たないとか言う話を思い出して、
セパンテストでのギュントーリ選手と津田選手の差が2秒くらい開いてたなと確認。
テスト内容が知らされていないのだから外野があれこれ言い切るのもなんですが…
そうそうギントーリがチームマネージャーすれば?と気づいたところだった ダメな決まりがあるわけでもないんでしょ
どのメーカーも一歩以上前進しています。
チャンピオンシップを争うなら、3歩くらい進まないとね。ktmはペドロサ加入で何歩も前に進んだので優勝できたわけで。