『マルケス:表彰台に上がれるぐらいのリズムは出ていた』
★4月10日、アメリカズGP決勝戦でマルク・マルケス(ホンダファクトリー)がグリッド9位からスタートし6位でゴールした。
★マルケス選手はインドネシアGP中の転倒により複視が再発し、2戦欠場となり、今回から復帰した。
★マルケス選手のコメント。
「スタートでトラブらなかったら優勝できたのに…なんて言う気はないけど、でも、トライできるリズムは出てました。まぁ、表彰台だったら…って言う程度のものですけどね。
技術トラブルが起きてしまって…今、ホンダ側で調べている最中なんですが、まぁ、だいたいのことはもう分かってるみたいです。
スタートラインに付いた時、ダッシュボードに警告が出てたんで、スタートはしてみたもののマシンがあまりプッシュしてくれなくって…まるでピットレーン用のスピードリミッターがかかったような感じでした。
その後、第1コーナーを抜け、フロントのホールショットデバイス(※スタート時に車高を下げる装置)を解除したら、マシンが上手く動き出したんです。ただ、完璧な動きではなかったですね。」
【しかし、その時にはかなり下位となってしまい…】
「そこから、また新たなレースが始まったって感じで…僕だけスプリントレースをやってるような感じですよ。
『全力で行け〜!』って思いながら、実際、そう言う風に走って、ラスト5〜6周まできたら身体の方が『もう勘弁して〜』って言うんで、あとは完走することだけを考えたんです。
思っていたようなリザルトではなかったとは言え、(第1ラップ)第1コーナーでの順位を思えば、かなり自信を取り戻せたと言えるだろうし、もともとそれが目標だったから。
転倒しないように努めてました…医師からは『もう大丈夫』と言われたけど、(インドネシアでの)転倒事故はけっこう自分でもザワッとしたんで。
今日は良い操縦ができていたし、とにかく、そこが一番重要ですから。」
【満足できるレースだった?】
「そうですね。今回参戦できたってことで既に満足していたんで、レース6位にも満足してます。
まぁ、ツイてない時って言うのは、なんでも起きてしまうものだって感じですけどね…これまで技術トラブルなんて起きたことないのに、今日はそれが起きてしまうんだから。
とにかく、チームには感謝しています…本当に良く支えてもらったし、僕がずっと求めていたような信頼感を与えてもらえました。」
【完全に復帰できた感じ?】
「今日はウォームアップの時からリラックスしてたけど、昨日の予選は心配してましたね。
調子が良く、自信もあり、そう言う感覚を取り戻すにはうってつけのサーキットに居るんだってことは分かっていて…だからこそ、今回参戦するために頑張ったんだから。
今後は、ヨーロッパ戦をどれぐらいのレベルで走れるか探っていかないと…。毎回、優勝争いができるとは思えないけど、今回、このマシンの弱点が掴めたし、戦闘力を上げるにはどこに手を入れるべきかをホンダ側にも伝えておいたんで。
ポル(エスパルガロ)が良い操縦をしていたトラックもいくつかあったし、ナカガミもそうでしょ。でも、改善しなければならないエリアがちょっとあるんですよ。」
【今後はリスクを負わないアプローチで行くの?】
「僕はレースに出るために来てるんであって、それは木曜日から言ってることですから。
パドックやピットボックスには色々な意見があるようだけど、でも、マシンに乗ったらリスクのことは忘れてしまうものなんですよ。
僕は上手く自分を抑えるようにし、最下位近くまで行ったって特に目標も立てず、少しづつ追い上げていくようにしました。
第1コーナーではミスったけど、焦りはしなかったんで。最終ラップはへとへとで、バニャイアに接近はしたけど、5位も6位も大差ないじゃないですか…充分ですよ。
とにかく、リスクを負ってプッシュし、楽ではなかったです。」
"In gara mi sono sentito tranquillo, ho spinto e rischiato, ma a 5 giri dalla fine il mio corpo ha detto basta. Ho anche capito cosa deve migliorare la Honda" https://t.co/vYxP8X4f1G #motogp #MarcMarquez #honda #austin
— GPOne.com (@gponedotcom) April 11, 2022
(参照サイト:『Gpone』)
マルケスがいれば、ポルは強くなる…って話は、note『2022 アルゼンチンGPまとめ』でどうぞ!
以前だったら、体が悲鳴を上げようが、心がざわつこうが、
攻めてたんだよね。
それで吹っ飛んだりもしていた。
これからは、常に再発の不安と向き合わなくてはいけなくなるので、
ライディングにどれぐらい影響するか。
マルケスがこんなタラレバ言うなんて…
レースを見ましたが飛ぶか完走かの二択になると思ってました。
頼むから完走して無事に走り切ってと思ってたら6位でホッとしましたよ。
というかまさに右腕上腕折ったときのレースを思い出しちゃってたよ
怒涛の追い上げで
でも見てるこっちが思うより冷静だったんだね
2019年にも電制トラブルで転倒したし
HONDAも頑張ってね…
いやいや、あのマシントラブルっぽい最悪のスタートから追い上げたんじゃないかな
ファビオとのバトルはこのレースの見どころだったよ
やはしただ走ってるのを見るだけで楽しめるのはマルケスが一番。まあ、悪く言えばやたらスライドしたり暴れるマシンを押さえつけたり。横山さんの気が気でない横顔が印象的だった。オフ車みたいに自在に扱う感じが好き。
やっぱり格好良い。
漫画の世界のようなことをやってのける。
見ていて心拍数が上がる。
あー、楽しかった!