『メレガッリ:クラッチローのワイルドカード参戦も検討しないと…』
★11月8日(火)、バレンシアサーキットで2023年に向け、モトGP公式テストが行われた。
★同テストでのヤマハファクトリー選手のリザルトは以下のとおり。
9位ファビオ・クアルタラロー(※テスト後のコメントはこちら)
14位フランコ・モルビデッリ(※テスト後のコメントはこちら)
★ヤマハはクリスマス前に、日本でプライベートテストを行う予定である。
★ヤマハのマイオ・メレガッリ氏(スポーツディレクター)が、次のように話した。
【ヴァレンシアテストについては?】
「たった1日で全てを試すのは大変ですからねぇ…新しいエンジンやフレーム、エアロダイナミクス・パッケージの方を優先させないと。
全てを試すのは容易ではないんですが、けっこう楽観的な姿勢でいますよ。まぁ、ミザノテストの時と比べ、エンジンがさらに一歩前進してくれるものと思ってはいたんですがね。
フレームやエアロダイナミクス、エンジンの比較検証作業から始めたんですが…。」
【1週間前に行ったヘレステストでカル・クラッチロー(テストライダー)がエンジンを試したところ、フィードバックは良かったそうだが…】
「たった1日のテストでしたからねぇ…短すぎでしょ。フレームやエアロダイナミクス等、他のものにも時間を割かなければならなかったのだし…。
まずはパワーバンクを使ってエンジンテストをすべきなんでしょうね…それから、日本で日本人テストライダー陣による走行テストをすると言うことで。
新エンジンは馬力がかなりのものなんで、心配はしてないんですよ。なにか足りないものがあるのは確実だから、原因を探り出せれば良いんですけどね。」
【来年からヤマハはファクトリー選手のみになるから、クラッチローテストライダーの存在が重要になってくるわけだが…ワイルドカード参戦の予定もあるの?】
「早々に検討すべき問題でしょうね。クラッチローは(2022年の参戦で)、それなりのリザルトを出してくれているから…
つまり、少なくとも3戦、うちは3選手体制で参戦できるわけでしょう…助かりますよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
なぜレース本番でリンスは調子が上がり、クアルタラローは下がってしまったのか?って話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!