MotoGP

ヤマハ『モルビデッリ不調は…うちもホンダと似た状況』リン・ジャービス

『ジャーヴィス:モルビデッリ不調は…うちもホンダと似た状況』

★フランコ・モルビデッリ(28才、VR46ライダーズアカデミー)は2018年にホンダ・マークVDSよりモトGP昇格し、ベストリザルト8位を獲得した。
2019年にヤマハペトロナスに移籍し、2020年には総合2位を獲得した。好成績にもかかわらず、契約上の理由から2021年は型落ち機に乗りつつも、4戦目(ヘレスGP)で3位を獲得した。
その後、膝の靭帯を負傷して5戦欠場し、同シーズン中盤にマーヴェリック・ヴィニャーレスがヤマハファクトリーと契約解除となったため、モルビデッリ選手が後任を務めるため、急遽、復帰した。
2022年は引き続きヤマハファクトリーから参戦したが、ベストリザルトは7位で総合19位(42ポイント)だった。

★なお、2022年、チームメイトのファビオ・クアルタラローは最後までタイトル争いをし、最終的に総合2位(248ポイント)となった。

★ヤマハのリン・ジャーヴィス氏(マネージングディレクター)が、1月6日付け『Crash.net』記事で次のように話した。

【モルビデッリ選手の調子が落ちたのは、膝の手術のせいなの?それとも、なにか他に理由が…?】
「膝の負傷に関しては、それせいで5戦欠場したわけだから、そう言う意味ではターニングポイントにはなってしまったでしょうね。
その後、ヴィニャーレスの一件により、フランキーをファクトリー昇格させたわけで…尋常ではない状況となってしまい…2021年のミザノGPからフランキーをファクトリー選手として参戦させたのですが、まだ体調は戻ってはいかなかったのですよ。
本人がOKしたものの、おそらく、あまりにも時期尚早だったのでしょう。まだ参戦できるような段階ではなかったのですよ。昨年のパフォーマンスも、そのせいと言えるでしょうね。
ただ、フランキーには何かが不足していて…マシンに対し、然るべき信頼感を掴むことでできないんですよ。」

【具体的には、どんな状態なの?】
「ヤマハ機を乗りこなすには、ブレーキングでアグレッシブに動き、高速でコーナーに入っていかなければならないのですが…それをするには信頼感を掴んでないと無理なんです。フランキーは、そこで苦戦してるんですよ。セッティングを変えたり、色々と試してはいるものの上手くいかないんですよ。
フランキーはモトGPレースでの優勝経験もあるし、総合2位になったこともあるのだから、当然、速い走りはできるんですよ。ただ、本来の自分自身を見失ってしまっているようで…。
我々としては、そうした復調プロセスをサポートし、乗りやすいマシンを提供していかなければなりません。
ただ、そうするには、パフォーマンスのマージンがもう少し必要で…現在は純粋な馬力が不足しているため、コーナーを速く走ってカバーしていかなければならないんですよ。」

【それは、まさにクアルタラロー選手の強みでは…】
「ファビオは、このパッケージから最大限の力を上手く引き出せていて…まぁ、ファビオのような速いチームメイトがいると言うのは、楽じゃないですからね。
そうしたケースは、過去にもいくつかあったじゃないですか…片方の選手が極端に速いと、もう片方は大変で…データを見ては、『一体どうやって?』って気持ちになるわけですからねぇ。
多分、ホンダ内が類似した状況なのでしょう。ここ何年か、マルク・マルケスと言う桁外れのライダーがいて…他の選手には真似できないような走りができていたわけですから。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

ロレンソが「ライバル陣もロッシ人気の恩恵を受けていた」って言った話は、note『ロッシ引退後の近況、ライバル陣の爆弾投下も…』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. でんでん より:

    そろそろECUを各社独自に戻してあげてほしい
    ドゥカティはもー大丈夫でしょ?

  2. ハンス より:

    ECUを元に戻してほしいと言う声が良く聞こえますが、自分は元に戻してもパワーバランスは変わらないと思っております。

  3. ugem より:

    私もそう思います。そんな枝葉の問題ではないでしょう。

  4. 70 より:

    ミシュランタイヤに合うセッティングを早く見つけてあげなよ。

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