『クラッチロー:セパンで走るのはキツいって…世間は分かっちゃいない』
★セパンサーキットで2月5〜7日にモトGPテストライダーによるシェイクダウンが、10〜12日に正規選手による公式テストが行われる。
★シェイクダウンにはルーキー選手も参加できるが、今年はアウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3)のみである。
★なお、テストライダーの中には公式テストにも参加し、計6日間走行する者もいる。
★クラッチローテストライダー(37才)が、2022年10月セパンGP中、『Crash.net』のインタビューで次のように話していた。
「大半のスポーツでは、温度関連の取り決めがあるんだけど…セパンの場合、1000度の中でズタボロにされるって感じでねぇ。
自分が乗ってるマシンのエンジンから出る熱だけじゃなく、他のマシンのマフラーからの熱も問題なんすよ。正直な話、ここでは本当に暑くなってしまって。
何年も前に、(データ採取のために)ピル状の体温計みたいなのを飲み込んで走ったことがあるんすよ。確か、ブラッドリー・スミスもやってたんじゃないかなぁ。スマフォの方にデータが出てきて、その後、誰かがきちんと分析して…。
それで、あらゆるスポーツでの分析データが出てきたんだけど…このスポーツって言うのは、もっとも最速で最高体温(40度)に達してしまうらしいんすよ。
ライダースーツを着た状態で、熱々のマシンにまたがってるわけだから。第1ラップの第1コーナーで既にスーツ内の温度が40度以上になるってのに、そこから20周回走るんだからねぇ。」
【酷暑の中での走行と言うのは…どんなものなの?】
「革のライダースーツを着てたら、顔で(皮膚)呼吸するわけで…心拍数は1分間に200回、気温35度で高湿度、(内部が)1000度になってる熱々マシンにまたがってるうえに、他のマシンに取り囲まれてるんだから…厳しいでしょ。
セパンで走るのはキツいって…世間は分かっちゃいないんだよねぇ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo & Video:Instagram)
スプリントレースまとめについては、note『スプリントレース賛否両論、批判続出!!』でどうぞ!
ライダーはつらいよ。
映画男はつらいよからの引用。
あのテーマソングが聞こえて来る
キリコさんのコックニー翻訳、
毎回楽しく読ませて頂いています。