『マシン乗り換え選手のパフォーマンスは?:アプリリア&KTM編』
『マシン乗り換え選手のパフォーマンスは?:アプリリア&KTM編』
★2月10〜12日にセパンでモトGP公式テストが行われた。
★チーム移籍により、今年から別メーカー機に乗り換えた選手が7名いる。
★アプリリア
・ミゲル・オリヴェイラ(KTMファクトリー⇒アプリリアRNF)
セパンテスト総合15位[1’58.839]
昨年11月のヴァレンシアテストでは4位となって大注目されたが、今年2月のセパンテストでは新タイヤのフィーリングが掴みきれず、タイムアタックで速い走りができなかった。
しかし、全体的にはまぁまぁの出来のようで、今後はライディングスタイルに集中していく模様。
本人コメント
「この4年間、以前のマシンでやっていたことを取り除いていかないとならず…3日間ぐらいでは足りないんですよね。とにかく、進み具合は良いですよ。」
・ラウル・フェルナンデス(KTMテック3⇒アプリリアRNF)
セパンテスト総合11位[1’58.710]
2021年はモト2ルーキーながら、タイトル争いまでしたが、2022年のモトGPクラスでは悲惨な結果に終わった。
今年はアプリリア型落ち機(2022年版)で、調子が上がってきたようである。セパンテストでは、「モトGP機の乗るようになって、初めて楽しいと思えた」とまで言っていた。
アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)とのタイム差も、0.5秒以下だった。
本人コメント
「テストはけっこう良かったですよ…あちこちきちんと理解できるよう作業してたんですが、上手く進められたと思います。」
★KTM
・ジャック・ミラー(ドゥカティファクトリー⇒KTMファクトリー)
セパンテスト総合18位[1’58.901 ]
ドゥカティ機に5年間乗り、4年間で表彰台に21回上がった(※優勝は3回)。
セパンテストではユーズドタイヤでの走りを伸ばし、チームメイトであるブラッド・ビンダーとのタイム差は0.089秒だった。
本人コメント
「セッティング面では、まだ盲滅法って感じで…ジオメトリーでちょっと遊んでみたりしてねぇ。」
フランチェスコ・グイドッティ氏のコメント(チームマネージャー)
「けっこう期待が高かったんで…ちょっと何か足りない感じですね。」
・ポル・エスパルガロ(ホンダファクトリー⇒GASGASテック3)
セパンテスト総合13位[1’58.797]
ホンダ機に2年間乗り、慣れ親しんだKTM機の改良版に乗ることとなった。首位マリーニ選手(ドゥカティ)とのタイム差は0.908秒。
本人コメント
「細かい箇所をつかむには、もう少し走り込む必要がある感じですね。でも、全体的にはけっこう満足しています。
メーカーにしろチームにしろ、スタッフは大半が顔見知りだし、とにかく、居心地が良いんですよね。人間関係って、大切だから。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ビンダー/ミラー/弟エスパルガロに謎の自信がある…って話は、note『2023年セパンテストまとめ 欧州メーカー編』でどうぞ!
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