『クアルタラロー:2022年版に戻したら上手くいった!』
★3月11〜12日、ポルティマオテストサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)は、初日は8位(+0.843)、最終日は3位(+0.334)で総合3位だった。
★クアルタラロー選手のコメント。
【今日は好調で…】
「大きく前進できました。実は2022年パッケージに…以前のセットアップに戻したら、かなり上手く機能するようになったんです。
フィーリングはちょっと落ちてしまったけど、でも、今までボルティマオで1’38”3なんて出せたことないですからねぇ。」
【2022年版に戻したと言うのは…?】
「実は、2022年版の車台とエアロダイナミクスに、2023年版のエンジンを搭載させてみたんですよ。
この方が確実に上位を走れるわけだし、大きく前進できましたねぇ。昨日は失速してしまってたけど、今日は正しい道に戻れたってわけです。」
【『スプリントレース』の方は…?】
「(シミュレーションを)やってみたら、良い感じでしたよ。まぁ、序盤は守りの姿勢に入りすぎてしまったんですけどねぇ。
昨日のタイムアタックは1’39”5だったけど、今日は1周走っただけで1分38秒台を出せて…ペース面で1秒も削れたんですよ。」
【では、全体的には?】
「かなり走り込んだし(※本日だけで88周回)、身体の方は仕上がってます。
ヤマハはこの3年間ずっと同じマシンだったのに、今年は新しい物がまとめて投入されてました。
まぁ、多すぎたようで…ちょっと道に迷ってしまったんですが、今は進むべき道が見つかりました。
自信はありますよ…シーズン中も改良品を投入してもらえるようなら、シーズン後半も好結果を出せていけるでしょう。」
★開幕戦は同トラックで、3月24〜26日に行われる。
(参照サイト:『Moto.it』)
ヤマハのトップスピードが上がったのはF1エンジニアのおかげなのか?って話は、note『2023年セパンテストまとめ 日本メーカー編』でどうぞ!
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昨年、何も変わってないって怒っていたファビオが、昨年のシャシーで満足というなんか皮肉な結果に。。。問題はエンジンだけだったって事でしょうね~。先でどう評価が変わるかわかりませんが、日本車勢の中でドカティに対抗できる兆しが見えただけでも嬉しいです。
そもそも論でエンジンは昨年型だったものにシャシーは22年に戻し
したって事は、ほぼほぼサテライト仕様みたいな状況でしょ。
ファクトリーヤマハ初手からこんなんでいいんすか・・・
昨年のドゥカティ勢はテストではフィーリングイマイチだったけど
中盤からの巻き返しに勢いがあった。今回は新型も調子よさげで
前半戦のもたつきもないだろうから、どんどん先にいかれなければ
いいのだけど、ヤマハはこの旧型のパッケージで対抗出来るのだろうか。
昨日のネガティブコメントから一転、明るい兆しが見えたのでしょうか?
クアルタラロvs.ドゥカティ軍団の戦いになりそうですね。
前向きに捉えるとそれだけ新パーツが用意されてて、色々試してみたけど去年型のシャーシは出来が良かったってことでは?
タイムも更新してるわけだしね
トップスビード以外は問題ないと去年から言っていたし
実際それ以外の動きは良かったので、そのパッケージなら速いのでしょう。
とりあえずはそれでいいんだろうけど、
クアルタラロに+α、モルビデリ(他の人)にも最適なパッケージにたどり着かないと1年を通じてドカには対抗できないよね。
始まってみないとわからんけど。
ヤマハ側の問題かと思いましたが新たなセッティングを作るのに時間がかかり失敗しつつもセッティングの時間を去年で設けられてた前年度型でいけるならファビオも以外と開発とセッティング苦手なのかもしれませんね
シーズン序盤は良いだろうけれど、シーズン中盤以降は苦しくなるだろうな。
如何せんエンジン以外は熟成された22年型で、伸びしろがあまり期待できないだろうし。
とやかく言ってる人が多いけど、本人に届かない音量で口だけしか出せない分際が何を言おうと所詮は下馬評。
結果が出せれば何も言うことは無いですわ。
新エンジンは本来22年に使用する予定だったけど信頼性の問題から昨年使用できなかったもの(当然多少手は入っているでしょうが)、とジャービスさんが確か言ってました。
昨年は22年仕様は使えずに21年仕様で走っていた事になるから予定の年度はずれているけど新エンジンには変わりないのでは?パワーの足りないエンジンでランキング2位を獲得できた車体だから本来のパワーを得たら一気にスピードを得た、という事ではないでしょうか。予定通り昨年このエンジンを使えたら連覇は堅かったのでは、と思うと残念です。
21年仕様エンジンもレギュレーション違反があったり、ヴィニャがぶっ壊そうとしたりドタバタ続きだったから22年仕様の熟成が遅れてしまったのかもしれないですね。
22年仕様で充分パワーが出ているならF1ノウハウが入る24年仕様は増々期待できるし、結構明るい気持ちで開幕を迎えられそうです。
懸案のエンジンパワーは改善し、フレームもシーズン前に正しい方向性を見出せたなら一安心でしょう。エンジンと異なりフレームはシーズン中の更新も可能だし、ヤマハは自社でフレーム設計から製造まで内製可能な設備がある点も強み。