『2023アメリカズGP モトGP 予選リザルト&トピックス』
★4月15日(土)、アメリカズGP モトGPクラスの予選が行われた。
★今回は珍しく、選手自身の能力が違いを見せていた。
★ドゥカティ
首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。メンタル勝負に勝った。予選中、バニャイア選手はアレックス・マルケスに何度も後追いされ、1回目出走では両選手とも同タイム(2’02”242)だった。2回目出走ではピットボックスから待ち伏せされたため、バニャイア選手がピットレーンに逸れ、その後、コース2ヶ所を通過後、また、後追いされたので、とりあえずプッシュしてすぐに減速すると、アレックス選手は同様の動きをしつつ、先行して一人で1周走っていたが第15コーナーで転倒してしまった。その後、バニャイア選手はタイムアタックをし、首位タイムを記録した。
昨日、バニャイア選手は「アレックス(マルケス)は兄がここのトラックの絶対王者なのだから、なにかアドバイスしてもらえるでしょうね」と言っていた。
チームメイトのミケーレ・ピッロは18位(テストライダー)。エネア・バスティアニーニ代役。
3位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。久しぶりのファーストロー獲得。午前FPでは早々にスリップ転倒し、ほとんど走行できなかった。ペースも良好。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは5位(VR46ライダーズアカデミー)。予選1を2位で通過。
4位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。ペースも良好。表彰台の可能性もあり。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは16位。
9位ヨハン・ザルコ(ドゥカティプラマック)。予選1を首位で通過。
チームメイトのホルヘ・マルティンは12位。2回転倒。
★ホンダ
2位アレックス・リンス(ホンダLCR、2022年はスズキファクトリー所属)。同トラックは得意。マルク・マルケス以外のホンダ選手が高い戦闘力を見せるのは久しぶり。前回、マルケス用フレームを試用したが、結局、却下した。今回はミール用フレームの試用を希望したが、ホンダの許可が降りず、怒っている。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは17位。
13位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。
チームメイトのステファン・ブラドルは21位(テストライダー)。マルク・マルケス代役。
★アプリリア
6位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。金曜セッションでは大苦戦していたが、ここぞと言う時には好タイムを出せている。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは8位。昨日は「最低でも4位を狙う」と言っていたので、もっと期待されていた。ペースは良好だが、午前FPで問題が発生し、しばらく出走できなかった。
15位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは19位(2022年はKTMテック3所属)。
★ヤマハ
7位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。苦戦。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは14位(VR46ライダーズアカデミー)。
※現時点では今回の最低マシンのようである。
★KTM
10位ジャック・ミラー(KTMファクトリー、2022年はドゥカティファクトリー所属)。2回転倒。
チームメイトのブラッド・ビンダーは11位。
2021位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのジョナス・ホルガーは22位(最下位、テストライダー)。ポル・エスパルガロ代役。
『2023 アメリカズGP モトGP 予選2リザルト』
『2023 アメリカズGP モトGP 予選1リザルト』
(Photo:Motogp.com)
マルケス兄弟の後追いは悪癖ですね、
バニャイヤは最後にきっちりタイム出しました、さすがチャンピオン、王子やるね、
リンスやるね、ミルは変則シーズンのタイトル取ったのでワークス行ったけど、一発の早さならリンスかな、ミルのフレーム使うのはメーカー契約だとしても、ワークスチームでなければ難しいのでは、