『アロ:バニャイアはドゥカティの面目を潰した』
★長年、ホンダLCRでスポーツディレクターを務め、2021年末にモトGP業界から引退したオスカー・アロ氏が、先日の『Paddock TV』のインタビューで次のように話した。
【先のアメリカズGPで、アレックス・リンスによりホンダLCRが久しぶりにレース優勝し…】
「ルーチョ(チェッキネッロ、チームマネージャー)にとって、本当に良かったと思ってますよ。2019年のアルゼンチン戦でカル・クラッチローが勝ったきりだったんだから。
私は20年間、ルーチョのそばで働いていたが、ああ言うタイプは他にいませんね。」
【アレックス・リンスについては?】
「次のレース(※ヘレス戦)でどうなるか…ですよね。違いを生み出すのは選手の方で、マシンじゃないですからね。とは言え、ドゥカティ機は頭1つ抜き出てるんですが。
リンスはオースティンが得意なんだし、あと、ペッコ(バニャイア)が尋常じゃないミスをしてしまったんですからね。」
【フランチェスコ・バニャイアついては?】
「土曜のスプリント優勝はペッコの功績だし、日曜レースの転倒はペッコの責任でしょうね。
ベストマシンに乗ってるんですからねぇ…今回、転倒した選手の中で、本人の責任じゃないのはアレックス・マルケスだけでしょ。
マシンに乗ってる時は二輪レーサーの務めをまっとうし、それで給料をもらっているのだから120%の力を出さないければ。
『(今回の転倒は)自分のせいじゃない』って言うなんてねぇ…ドゥカティとしては、面目を潰されたようなものでしょ。」
⚠️ @PeccoBagnaia blunders again!
The Italian crashed out of the race lead at the #AmericasGP 🇺🇸 💥#MotoGP pic.twitter.com/kzGOlVSPuK
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) April 17, 2023
【現在のモトGPについては?】
「世間の人達って言うのは、夢を見せてもらいたいわけで…しかも、その夢って言うのは、特別な人間に見せてもらいたいものなんですよ。
今のモトGPには、そう言う人間がいないじゃないですか。常に優勝できるような選手はいるかもしれないが、しかし、世間が観たいのは『特別な人間によるショー』なんですよ。
もちろん、現在の選手らのことを侮辱する気はないが、ただ、ここ3年間、モトGPでチャンピオンになったのはミールにクアルタラロー、バニャイアの3人でしょ。侮辱する気はまったくないのだけど、(一般的には)誰もこの3人のことは知らないじゃないですか。
なぜこの3人がチャンピオンになれたのかと言えば、唯一絶対の存在がいないからですよ…つまり、そう言う選手が今のモトGPにはいないんですよ。
モトGPのリーダーになれるような…凡人には手が届かないようなことができる選手がいないんですよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
なぜバニャイアは苦戦していたのか?…って話は、note『2023 アルゼンチンGPまとめ』でどうぞ!
きびしぃー
何かこの人、嫌い
でも、言ってることが全て間違ってるとは思えないな
MotoGPに限らず絶対的なスターがいないと頭打ちになっちゃうのは仕方ない
それでいて仲良しこよしでレースしてたら盛り上がりようがない
残念なことではあるけどライト層のファンって派手なもの・分かりやすいものを好むからね
格闘技で言えば単純な殴り合いやトラッシュトークはやっぱり盛り上がる
実力はあるけど地味な選手の試合や、寝技の攻防なんかは格闘技マニアにしか受けない
リンスじゃ見てくれ的にモトGPアイコンにならないのかな?
ヒーローは女性票も増やさないとマーケットは縮小するばかり?
絶対的スターがいないって、そんな簡単に次から次へと出てこないでしょ。
大スターが居なくてもレースは滞りなく進むし、あの手この手で見せ方を工夫してるわけだから。