2023スペインGP【モトGP：決勝リザルト＆トピックス】

『2023スペインGP モトGP 決勝リザルト＆トピックス』

★4月30日（日）、スペインGP モトGPクラスの決勝戦が行われた。

★総合順位は以下のとおり。
首位バニャイア（87ポイント）、2位ベッツェッキ（65ポイント）、3位ビンダー（62ポイント）、4位ミラー（49ポイント）、5位ヴィニャーレス（48ポイント）、6位マリーニ（48ポイント）

★土曜スプリントと同様、第2コーナーで多重クラッシュが発生（クアルタタロー、ベッツェッキ、オリヴェイラ）。
レースはレッドフラッグで中断され、オリヴェイラ選手がメディカルセンターに搬送された。

★多重クラッシュの経緯は、イン側のべッツェッキとアウト側のオリヴェイラの間に挟まれたクアルタラローが、おそらく、ベッツェッキのテールカウルに接触したため、フロントが切れ込み、オリヴェイラのマシンを押し倒した模様。
同事故によりスチュワードパネルがクアルタラローにロングラップペナルティを科した。クアルタラローに事故が回避できたのか？を思えば、処罰が妥当かどうかは疑わしい。

★レースは2周短縮され、全24周回で再開した。

★ドゥカティ

首位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン）。第5ラップの第6コーナーでミラー選手を抜いた操縦に対し、スチュワードパネル（審判団）が順位降格のペナルティを科した（※一般的に見て、処罰の対象になるようなオーバーテイクではなかった）。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは骨折した右肩甲骨の痛みがひどく、棄権。

4位ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）。ある意味、がっかりリザルト。速いし、上手いライダーだが、まだ何かが足りない。
チームメイトのヨハン・ザルコは転倒リタイア。

６位ルーカ・マリーニ（ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟）。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは転倒リタイア（VR46ライダーズアカデミー）。

８位アレックス・マルケス（ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属）。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは１２位。

★KTM

2位ブラッド・ビンダー（KTMファクトリー）。
チームメイトのジャック・ミラーは3位（2022年はドゥカティファクトリー所属）。第5ラップの第6コーナーでミラー選手が少し膨らんだ所に、バニャイア選手が強く進入したため、ミラー選手は接触を避けるためマシンを起こした。バニャイア選手が謝罪ジェスチャーを送ると、ミラー選手は『地獄へ落ちろ！』ジェスチャーを返した。
テストライダーのダニ・ペドロサは7位。

13位アウグスト・フェルナンデス（GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン）。
チームメイトのジョナス・フォルガーは17位（テストライダー）。ポル・エスパルガロ代役。

Apology accepted? 💥

Sparks are flying between @jackmilleraus and @PeccoBagnaia 👀#SpanishGP 🇪🇸 pic.twitter.com/iQuCKLxn8z

— MotoGP™🏁 (@MotoGP) April 30, 2023

★アプリリア

５位アレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー）。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスはリタイア。好スタートを切ったのに、最終ラップでチェーンに問題が生じ、リタイアした。

※アプリリア機のポテンシャルを思えば、素直に喜べる順位ではない。

★ホンダ

9位タカアキ・ナカガミ（ホンダLCR）。
チームメイトのアレックス・リンスは後方走行中に転倒リタイア（2022年はスズキファクトリー所属）。

14位ステファン・ブラドル（ホンダファクトリー、テストライダー）。ワイルドカード参戦。
正規選手のイケル・レクオナは16位。マルク・マルケス代役。
チームメイトのジョアン・ミールは後方走行中に転倒リタイア。

★ヤマハ

10位ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー、2022年総合2位）。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは11位（VR46ライダーズアカデミー）。

※両選手ともロングラップペナルティが科せられた。

『2023 スペインGP モトGP 決勝リザルト』

『2023 スペインGP モトGP 総合順位』

（Photo：Motogp.com）