『ペドロサ、KTMに感謝:穏やかな気持ちで引退できた』
★ダニ・ペドロサ(KTMテストライダー、37才)が4月末のスペインGPにワイルドカード参戦し、予選6位/スプリント6位/決勝7位を獲得した。
★2023年より導入されたスプリント(短距離レース)や新たな進行形式に不安があったものの、相変わらず見事な走りを披露した。
★KTMは同テストライダーについて、サンマリノGP(ミザノ、9/8〜10)のワイルドカード参戦も画策中である。
★ペドロサテストライダーは2006〜2018年までホンダファクトリーよりモトGP参戦し、2019年からKTMのテストライダーとなった。
ワイルドカード参戦は2021年に1度行ったきり(※決勝10位)。今年から『DAZN España』のコメンテーターも務めている。
★先日、ペドロサテストライダーが『Moto Revue』のインタビューで、次のように話した。
【昨今のモトGPについては?】
「テクノロジーが進化するほどに、もっとテストが必要だと言うのに…使えるタイヤは、どんどん減らされてるじゃないですか。
テストに関し、ファクトリー選手や各メーカーはどんどん制限がかかっていて、でも、レースの開催数は増えてるんですよねぇ。
メーカー側は多額の投資をしてチームを整え、開発を進めていると言うのに、タイヤがないんじゃ意味ないですよ。」
【引退後、KTMのテストライダーを長く続けているが…】
「引退を決めた時、『人生のこの瞬間において、もっとも正しい選択だ』と思ったんです。そして、KTMとの(テストライダー)契約があったおかげで、引退をすんなり受け入れることができました。
テストライダーだと、競争で生じる制限とは無関係に楽しめますからね。まぁ、スタンド席はがらがらだけど、でも、メディア相手に会見をしたり、スポンサーへの対応などをしなくて良いから。移動も少ないし。
以前、(テストは)好きじゃなかったけど、今はそれが僕の専門ですね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
KTM好調はタイヤ空気圧の問題もコントロールできてるって話は、note『2023 スペインGPまとめ』でどうぞ!