『2023イタリアGP モトGP スプリントリザルト&トピックス』
★6月10日(土)、イタリアGP モトGPクラスのスプリント(短距離レース)が行われた。
★序盤2〜3周は接触や転倒などでカオス状態だった。また、早々に小雨が降り出した。
★ドゥカティ
首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。「今のドゥカティ機なら誰が乗っても勝てる」と言う者もいるが、そんなことはない。長距離レースでもマージンがありそう。
アンドレア・ドヴィツィオーゾによるTV解説
「(レース序盤)バニャイアがレースを制していて、マージンが少しある。ベッツェッキはもう少し力があるように見えるが…。
(レース終盤)バニャイアはもっと引き離せるでしょう。」
チームメイトのエネア・バスティアニーニは9位(2022年総合3位)。今シーズン初レース。終盤に順位を2つ落としたが、復帰戦としては上々。日曜の長距離レースの方はもっと苦戦するだろうが、とにかく速い走りを披露していた。
テストライダーのミケーレ・ピッロは15位。
2位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。オーバーテイクを一度も試みなかった。
チームメイトのルーカ・マリーニは5位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。先の仏GPで片手の親指骨折。
3位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。最後までザルコ選手と競り合った。
チームメイトのヨハン・ザルコは4位。相変わらず序盤は低速走行で、第1ラップ終盤は7位だった。
14位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。
チームメイトのアレックス・マルケスはリタイア(2022年はホンダLCR所属)。第1ラップの第1コーナーでビンダー選手と接触。
★トップ10内に6選手(首位〜5位まで独占)。
★KTM
6位ジャック・ミラー(KTMファクトリー、2022年はドゥカティファクトリー所属)。序盤が好調だったので期待されていたが、接触やアグレッシブブレーキング合戦で順位を下げてしまった。
チームメイトのブラッド・ビンダーは11位。第1ラップの第1コーナーで弟マルケス選手に接触し、ロングラップペナルティを科せられた。同接触は不可抗力なため、処罰は不当。
20位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのジョナス・フォルガーは23位(テストライダー)。最下位。ポル・エスパルガロ代役。
★ホンダ
7位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。序盤の接触線で順位を下げてしまった。仏GPより仕上がり具合が良くない。なお、最盛期でも同トラックは苦戦していた。
チームメイトのジョアン・ミールは棄権(2022年はスズキファクトリー所属)。
17位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスはリタイア(2022年はスズキファクトリー所属)。転倒し、負傷。メディカルセンターで検査中。
★アプリリア
8位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは13位。
テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリは18位。
12位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。復帰戦としては悪くない。8日(木)には「金曜FP1しか参加できないだろう」と予想されていた。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは19位(2022年はKTMテック3所属)。
★ヤマハ
10位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。序盤のカオス状態と小雨を利用し、順位を上げた。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは16位(VR46ライダーズアカデミー)。
『2023 イタリアGP モトGP スプリントリザルト』
『2023 イタリアGP モトGP 総合順位』
(Photo:Motogp.com)
ミラーもビンダーもアレックスも今回は反省ですね。いや特にミラーは不可抗力じゃなくて普通にペナルティでしょ。あれで許すならマルケスとかも批判できない。
スプリントにレインでもっと荒れるかと危惧したけれど、逆に慎重になったようで順位も大きな変動も無く終わった印象
ペッコは脚が万全じゃないのに上手くコントロールしたね
雨はなんとかもちましたね。MotoEはフルウエットだったけど、今日はどうなのかな?
クアルタラロは週末の出来からしたら上手くやったね。
ドカはみんなラインを外してくのに、バニャイアは頭一つ上手かった。微妙なコンディションでライン取りが丁寧。
ビンダーは管理人さんの言うとおり。不当。
ミラーは突っ込みすぎたけど、アレを処罰してたらレースにならない。