『2023ドイツGP モトGP スプリントリザルト&トピックス』
★6月17日(土)、ドイツGP モトGPクラスのスプリントが行われた。
★ドゥカティ
首位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。予選後、SNS上に『理想タイム。勝てるぞ』と書き込んでいた。実際、スプリント本番では予想以上の優位性を見せつけた。第4ラップの第12コーナーではミラー&バニャイアを一気に抜いたオーバーテイクは見事で、あれを見るだけでもチケット料金分の価値はある。総合2位に浮上。
チームメイトのヨハン・ザルコは5位。最終ラップでビンダー選手にかけたオーバーテイクは、ザルコ選手にしては珍しくアグレッシブなものだったが、処罰の対象にはなっていない。ちなみに、何周か前にビンダー選手に激しい接触をされ、ピットボックスに戻った際は「こんなの無理だ…危険すぎる」と嘆いていた。
2位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。総合首位を固持した(※2位と21ポイント差)。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは10位(2022年総合3位)。
4位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。見事なブレーキングで、特に第12コーナーは素晴らしく、ビンダー選手が抜こうと頑張っていたが、そこのハードブレーキングでは近づくことさえできなかった。なお、予選2位は自身のモトGP予選リザルトで最高。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは7位(VR46ライダーズアカデミー)。
8位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは12位。
★KTM
3位ジャック・ミラー(KTMファクトリー、2022年はドゥカティファクトリー所属)。
チームメイトのブラッド・ビンダーは6位。マリーニ選手を抜こうと第1コーナーで2回挑んだが、2回とも膨らんでしまった。最終ラップでマリーニ選手を徹底攻撃するかと思われていたが、サプライズ登場のザルコ選手に第11コーナー(※同トラックの最速&最危険地点)で抜かれてしまった。
14位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのジョナス・フォルガーはリタイア(2022年はホンダファクトリー所属)。ポル・エスパルガロ代役。
★アプリリア
9位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。右かかとに微小骨折が3ヶ所ある。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスはリタイア。第12ラップで13位走行中、第1コーナーの進入を完全に間違えて転倒。
16位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。身体面が100%ではない。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは18位(2022年はKTMテック3所属)。最下位。
★ホンダ
11位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。予選1〜予選2で3回転倒しつつも最後まで諦めずに頑張ったが、スプリントでは活躍できなかった。もしかしたらリスクを重ねた結果、無理にマシンの限界を超えないことにしたのかも。
チームメイトのジョアン・ミールは欠場(2022年はスズキファクトリー所属)。
17位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスは欠場(2022年はスズキファクトリー所属)。
★ヤマハ
13位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは15位(VR46ライダーズアカデミー)。
※両選手のタイム差は約1.6秒。つまり、両選手のリザルトはマシンの実力と言えるだろう。
『2023 ドイツGP モトGP スプリントリザルト』
『2023 ドイツGP モトGP 総合順位』
(Photo:Motogp.com)
マルティンの速さって掴みどころがないけど、殻を破ったら凄いライダーに化けそうな雰囲気があるね
マルティンが面白くしてくれましたね。KTMも。
やっぱバニャイアだけじゃつまらない。
ベスティアも早く元気にならないかな。
ヤマハは今回も良いとこなしか。
アプもワークス2人はもう駄目そうだ。オリベイラに期待。