『マルティン:マルティネーターは、いつも泣くんです!』
★6月18日(日)、ドイツGP決勝でホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)が優勝した。現在、総合2位である(※首位と16ポイント差)。
★決勝戦で優勝するのは2021年のオーストリ戦以来久しぶりのことで、クールダウンラップでは大泣きしながら走っていた。
★フランスGPから6戦連続表彰台(優勝/2位、3位/2位、優勝/優勝)。
★2022年はエネア・バスティアニーニとドゥカティのファクトリー争いをし、マルティン選手は勝利が確実視されていたものの、絶好調のバスティアニーニ選手に敗れてしまった。
★マルティン選手のコメント。
【タイトル争いでは、バニャイア選手のメインライバルになったようで…】
「遂に、(スプリント&決勝の)ダブル優勝ができました。厳しいレースで…ペッコ(バニャイア)は攻めまくってくるし、僕はリアタイヤでトラブってたし、2人とも全力でしたよね。
多分、序盤はもうちょっとタイヤを温存できたのかもしれないです。とにかく、このまま戦い続けていける状態にはなってますよ。」
【ゴール後、大泣きしていたが…】
「『マルティネーター(※ターミネーターをもじった愛称)』は、いつも泣くんですよ…時々、泣いた方が良いでしょ。
去年は苦戦し、やっと優勝できたんで…寄り添ってくれてる人達にとっても、良かったなぁ〜と思って…皆、僕が手強いライダーだってことは分かっててくれてるけど。
素晴らしかったんですよ…今日の優勝は感動が大きくって。去年は戦闘力を上げるのに散々苦労して、すごいストレスだったけど、今シーズンはやっとどこのトラックでも強い走りができるようになったんで。
表彰台には何度も上がれたけど、ずっと優勝できなかくて…それがやっと叶ったんです。」
【レースについては?】
「僕を抜いた時のペッコは、多分、プラスアルファの力があったみたいで…でも、『ほら、喰い付いていかないと!』って思ってました。」
【そして、速攻で追いつき…】
「近いとは思ったけど、あれほどとは思わなかったです。ウォームアップの時、ペッコのデータは確認しておいたんですが、とにかく、強い走りをしてたんですよね。」
【『2位でも良いか…』と言う気持ちはあったの?】
「なかったです。今日、もし2位だったら喜べなかったでしょうね。ペッコに抜かれてから、しばらく後ろを走ってたら、第11コーナーでミスをしてたんですよ…それで抜き返して…タイヤはボロボロになってしまったけど、でも、前に出たかったんです。レースの間ずっと前を走って、限界ギリギリでした…ハードタイヤが、それほどきちんと機能しなくって…。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ドゥカティ内のライバル意識は?って話は、note『2023 フランスGPまとめ』でどうぞ!
おめでとう!最高のレースだった。
これからも応援したくなった。
彼はマシンを大事にして、いつだったか自分の
ミスで転倒した際に自分の頭をバカバカバカ!
とポコポコ叩いて、その後キチンと結果を出した。
今回はバニャイヤのアタックを良く退けての優勝。
号泣しながらのウイニングランには胸が熱くなりました。
走りも安定して来たし応援したいライダーです。
去年、最終戦のパルクフェルメで、ペッコのゴールドヘルメットを盗むようなフリをしておちゃらけてたけど、この勢いと安定感だと現実にそうなっちゃうかも。