MotoGP

2023ドイツGP【モトGP:決勝リザルト&トピックス】

『2023ドイツGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』

★6月18日(日)、ドイツGP モトGPクラスの決勝が行われた。

★総合順位は以下のとおり。
首位バニャイア(160ポイント)、2位マルティン(144ポイント)、3位ベッツェッキ(126ポイント)、4位ザルコ(109ポイント)、5位ビンダー(96ポイント)、6位マリーニ(89ポイント)、7位ミラー(79ポイント)

★ドゥカティ

首位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。バニャイア選手と熾烈な競り合いを繰り返したが、第12コーナーでの攻撃が決め技になっていた。タイトル争いにおいて、バニャイア選手のメインライバルの座を固めつつある。
チームメイトのヨハン・ザルコは3位。

2位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。+0.064。最後までマルティン選手が僅かなスペースを空けるのを狙い続け、最後はフロントタイヤがマルティン選手の後輪にぶつかるほどだった。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは8位(2022年総合3位)。身体面を回復中。

4位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。序盤は苦戦していたが、その後、追い上げていった。
チームメイトのルーカ・マリーニは5位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。

7位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは9位。今シーズンにおける自己ベストレース。ただし、今年末で放出される可能性が大きい。

※トップ10内に8選手全員が入った。なお、首位〜5位まで独占。
※ドゥカティ機はこれまで同トラックが苦手で、優勝できたのはケーシー・ストーナーだけだった。

★KTM

6位ジャック・ミラー(KTMファクトリー、2022年はドゥカティファクトリー所属)。いつも通りの展開で、スタートダッシュは驚異的だが第11コーナーでミスをし、順位を落とした。
チームメイトのブラッド・ビンダーはリタイア。第19ラップまで3位を固持したが、技術トラブルかギアの変更ミスによりコースアウトしてしまった。

11位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのジョナス・フォルガーは17位(2022年はホンダファクトリー所属)。最下位。ポル・エスパルガロ代役。

※現在、ドゥカティに対抗できる唯一のチームだが、いまだ二番手の地位にいる。ただし、それほど引き離されてはいない。

★アプリリア

10位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。+19”648。身体面が完全に復調したら、トップ5争いができるようになるかもしれない。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは15位(2022年はKTMテック3所属)。

16位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。長らく8位を固持していたが、何らかの問題により後退して行った。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスはリタイア。

★ヤマハ

12位フランコ・モルビデッリ(ヤマハファクトリー、VR46ライダーズアカデミー)。契約更改を目指して健闘中。可能性はそれなりにあるだろう。
チームメイトのファビオ・クアルタラローは13位(2022年総合2位)。

★ホンダ

14位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。唯一のホンダ参戦選手。
チームメイトのアレックス・リンスは欠場(2022年はスズキファクトリー所属)。

※マルク・マルケス(ホンダファクトリー)は午前ウォームアップで転倒し、右手親指に微小骨折を負った。医療チームから『出場不許可』は出なかったが、本人が心情的に棄権を決めた。
チームメイトのジョアン・ミールは欠場。

『2023 ドイツGP モトGP 決勝リザルト』



『2023 ドイツGP モトGP 総合順位』




(Photo:Motogp.com

POSTED COMMENT

  1. きゃめる より:

    マルティン安定してきたぞ?!

    今季はドゥカライダーの三つ巴の戦いって感じやね

  2. ビックリマック より:

    ドカ8台体制でトップ10に8台
    もうほぼワンメイクレースやなぁ
    まあ、それでも競い合いがあれば
    レースは面白いのでしょうがないか

  3. うに より:

    マルティンが覚醒してきたかな。
    スプリントが決まった頃からマルティンに向いてるとの話があったけど、スプリントで自信を付けて、本戦でもやってくれましたね。

    まさかのディッジャまで10位以内ですか。
    ビンダーとかアレイシとか原因がよく分からない転倒や後退もあったけど、他のメーカーがねー。。

    期待できるのはKTMと調子を戻したらオリベイラか。

    とりあえずバニャイア1強はつまらないのでマルティン以外もどんどん来て欲しい。

    クアルタラロもがんばって。。

  4. テック21 より:

    昨年の勝者、クアルタラロの優勝タイムが41分12秒と今年より20秒遅い。 そこから先の20秒にドゥカティの8台、そしてKTMが1台、アプリリアが1台が入っている。 そしてファビオは昨年から5秒落ちただけ。「だけ」と言うには大きい5秒かもしれないが、ヤマハがとてつもなく遅くなったのではなく、ドゥカティが恐ろしく速くなったというの方が正確ですね。技術面でとても大きなジャンプがあったのかなと感じる。ドゥカティに乗っていないと全く勝負が出来なかった20~30年前のWSBみたいになってきた。

  5. うに より:

    昨年は気温が全然違うのであまり参考にはならないかと。

    21年は同じぐらいの気温でレースタイムも昨年より速いですね。
    若干の降雨があったようなので今年よりは遅め。

    毎年コンディションが違うので、レースタイムでマシンの進化を見るのは注意が必要でしょう。

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