ダッリーニャ『ホンダ＆ヤマハに優遇措置を与えるべきだと思う？』

『ダッリーニャ：ホンダ＆ヤマハに優遇措置を与えるべきだと思う？』

★2023年のモトGPシーズンは前半の8GPが終了し、3部門のタイトル争いは以下のようになっている。

ライダー部門

首位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）：194ポイント
2位ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）：159ポイント
3位マルコ・ベッツェッキ（ドゥカティVR46）：158ポイント
4位ブラッド・ビンダー（KTMファクトリー）：114ポイント
5位ヨハン・ザルコ（ドゥカティプラマック）：109ポイント

コンストラクター部門

首位ドゥカティ：285ポイント
2位KTM：153ポイント
3位アプリリア：121ポイント
4位ホンダ：89ポイント
5位ヤマハ：82ポイント

チーム部門

首位PRIMA PRAMAC RACING：268ポイント
2位MOONEY VR46 RACING TEAM：256ポイント
3位DUCATI LENOVO TEAM：222ポイント
4位RED BULL KTM FACTORY RACING：193ポイント
5位APRILIA RACING：133ポイント

★オランダGP終了後、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏（ゼネラルディレクター）が、西サイト『AS』のインタビューで次のように話した。

【ドゥカティ選手が大活躍しているが…】
「実に嬉しいですね。ただ、今週末はちょっと大変で…金曜日はペッコ（バニャイア）がマシンのフィーリングが掴めずにいたんでね。でも、最終的には素晴らしかったですよ。」

【バニャイア選手の件は、どのように解決したの？】
「モトGP機と言うのは多くの点を調整して、然るべきセッティングを見つけ出していくものなんですよ。
トラックコンディションや選手の感触に合わせて、ベストな形で折り合いをつけていかなければならないんです。
問題が出たならば、それを解決するのが我々の任務ですからね。」

【現在、日本メーカーが大苦戦しており、オランダGP中は『ホンダ＆ヤマハに優遇措置（コンセッション）を与えた方が良いのでは？』と言う話も出てきていたが…】
「この世界選手権をできるだけ均衡の取れた戦いの場にし、全メーカーが上位争いできるよう折り合いをつけていくべきだとは思っています。
ただし、当然のことながら、No.1が常に勝つべきでしょうね。これはスポーツであり、スポーツとはそう言うものなのだから。
苦戦しているチームをサポートするのは妥当なことだが、しかし、然るべき形で行うべきでしょう。」

【ホンダ苦戦は世界選手権のシステムに問題があるから？それとも、ホンダ自体に問題があるから？】
「世界選手権に問題があるとは思えませんね…各レースは見ごたえもあり、素晴らしいものなのでしょ。このような選手権で働くことができるのは自慢ですよ。
ドゥカティもここまで来るのにかなり苦労してきました…多くの犠牲を払ってね。その点は確かなことです。
むこう何年間か、他メーカー陣が有利になりすぎるような優遇措置が出されることはないでしょうね。」

【ホンダ苦戦により、あのマルク・マルケスが苦境に陥っているが…】
「マルケスのようなチャンピオンライダーがあれほど苦戦して、リスクを負って走る姿を見るのはよろしくないですね。
正直なところ、現在、本人の実力に見合った順位が取れずにいるでしょ。」

（参照サイト：『Corse di moto』）

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