MotoGP

ペドロサ『マシン開発は、ホンダ時代にレース参戦しつつ学ばせてもらった』

『ペドロサ:マシン開発は、ホンダ時代にレース参戦しつつ学ばせてもらった』

★ダニ・ペドロサ(37才)は2006〜2018年までホンダファクトリーよりモトGP参戦し、当時のスター選手であるロッシ/ロレンソ/ストーナーらと共に『ファンタスティック・フォー』と共に呼ばれていた。
2019年にKTMのテストライダーとなってからはマシン開発においても高く評価され、ワイルドカード参戦で好リザルトを記録している(2021年オーストリアGP10位、2023年スペインGP6位/7位)。
2023年9月のサンマリノGPに、再び参戦する予定である。

★最近のKTMモトGP機の改善ぶりから、「なぜホンダはペドロサを手放してしまったのか?」と言った疑問も多数あがっている。

★6月末、ペドロサテストライダーがニコ・アバド氏のYou Tubeインタビューで、次のように話した。

【20年前と比べ、モトGP選手は変わった?】
「以前はこんな感じではなかったですね。とにかく、走りでトップに立ち、好結果を出すことが重要でした…余計な裏話なんかはせずにね。
グチグチ言ってると、『泣き虫野郎』ってレッテルを貼られてしまうから。」

【現在は?】
「昔は目に入らなかったようなことが表に出てくるようになって…以前に比べたら、自分で発信もできるようになってますからね。
このスポーツがどんなものなのか、世間の人達も分かってきたんじゃないんですか。」

【どれだけ大変なのか…とか?】
「二輪レースは個人競技ですから。失敗すれば、すぐに他の選手にシートを持っていかれてしまうから。ケガなんかしてしまったら終わりなんですよ。」

【ホンダ時代もマシン開発に携わっていたの?】
「ホンダに所属していた頃、マシン開発をしつつレースに参戦してたんです。125cc時代から僕はマシン開発をし、そのマシンでタイトルを取ったんですよ。
自分の感触から(マシンが変わった)理由を学んでいました。250cc時代は、最新鋭タイプのマシンは選ばないようにしてました。こうした開発プロセスについて、僕はホンダと共に多くを学んだんです。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

ホンダにマルケスを止められる者がいない……って話は、note『2023 ドイツGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. kaz より:

    ペドロサは身長や手足の長さ、体重などで他のライダーに
    対してハンディキャップがあったよね。レース後半のタイヤ
    が消耗してきた時の押さえが効かなかったり。

    でも逆に言えばマシン開発の素性を決めるのに適した「体格」
    だったのかもしれない。遠いところからの荷重や抜重ができないから。

    ペドロサの並外れた身体センサーも有るのだろうけど、誰が乗っても
    速いマシンは、ねじ伏せなくても速く操れるのだろうと想像できる。

    素人妄想だけど。

  2. ERF より:

    タラレバですが、ペドロサがホンダのMotoGPテストライダーで残っていたら、マルケスの怪我以降の、ホンダの悲惨な状況を招かなかったと思います。マシン開発にはテストライダーの能力は大きく影響しますね。今のKTMの好成績はペドロサの貢献度が間違いなく大きいですね。

  3. maxtu より:

    とはいえ、その時のエースの好みで開発されるHONDAと真っ新なKTMの開発ならKTMの方がやり甲斐やテストライダーとしての評価もしてくれるから正解なのかも

    HONDAはストーナーを呼んだりもしたけどそんな感じだったしね
    ブラドルみたいなポジションの人がいいんだよ

  4. 高橋巧 より:

    ペドロサが現役時代にマシン開発して2018年型までは良かったが、2019年型からペドロサの意見が開発に反映されずマルクのフィードバック重視になって2019型よりマルク以外は、乗れないバイクになった。ペドロサがインタビューで言ってましたが、2018年に2019年型開発にペドロサの意見が全く反映されなかった。と言ってましたね。ホンダは、勝てるライダーひ合わせたマシン開発に進んでしまった。

  5. へほへも より:

    乗らせるだけか開発の中心に置かれるかで同じテストライダーでも意味が違う
    ペドロサの意見は聞いてもらえるんだろうけど日本メーカーは乗らせて試されるけど意見あんま聞いてないんじゃね?って気がする
    技術もさることながらペドロサ氏の人に好かれてる所がある意味一番の要素な気がする

  6. よっすい より:

    妄想なので、マジレスしないでね。
    ホンダファンです。
    ダニに3年間のレプソル ホンダのシートと、マシン開発のベースを担うポジションをオファーしたい。
    ダリーニャが作ったドカティと戦えるマシンを作るなら、良識の範囲内じゃダメだと思ってます。自分がそんな妄想をしたいだけですので、悪しからず。

  7. カラス より:

    この話しを裏読みすると、小中排気量時代にワークスで開発を担当できた最後世代がダニ。その後はワンメイクの流れになり開発はできなくなったので開発を経験しているライダーはいない。つまり、マルクやファビオはそういうスキルを装備してない。そのかわりにライディングを工夫してバイクに合わせるのは上手。それを上手く使っているのがドカ。総合性能が高い汎用バイクを作ってあとはライダーが合わせている。

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