『マルティン:決勝LLPはナンセンス…スプリント中に科して欲しかった』
★8月18〜20日、オーストリアGP モトGPクラスでホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)が予選12位、スプリント3位、決勝7位だった。なお、現在、総合2位に就いている(首位バニャイアと62ポイントポイント差)。
★19日(土)、スプリントのスタートはバニャイア/ビンダー/ミラーが好スタートを切り、一方、ヴィニャーレスは最悪スタートだったのだが…第1コーナーでは後方集団で多重クラッシュが起きてしまった。
マルティンがクアルタラローを抜こうとしたことがきっかけで玉突き事故となり、クアルタラロー/ヴィニャーレス/バスティアニーニ/ザルコ/オリヴェイラ/ベッツェッキが巻き込まれ、結局、ザルコ/オリヴェイラ/ベッツェッキが転倒した。
★同事故によりマルティン選手は、日曜決勝戦でロングラップペナルティ(LLP)を科せられた。
★スプリント後のマルティン選手のコメント。
【多重クラッシュが起きていたが…】
「好スタートを切ってクアルタラローを抜こうとしていたら、彼がブレーキを緩めたんで僕はイン側を維持するよう走ってました。
そうしたら、ガツンって衝撃があって…バタバタと転倒してたんですよ。それで、僕かクアルタラローに処罰が科せられるだろうなって思って…でも、結局、クアルタラローにLLPが科せられていたんで、僕は大丈夫なんだって思いました(※クアルタラロー選手の処罰は多重クラッシュではなく、サヴァドーリ選手に接触したから)。
その後、表彰台を目指してプッシュし、マリーニを抜いたんですが…ブレーキを緩めてた時にガツンと衝撃があって…(※これによりマリーニ選手は転倒リタイアした)。」
★決勝戦後のマルティン選手のコメント。
【決勝戦については?】
「予選から色々と厄介になってしまって…自己ベストを無効にされたんです。本当は6位だったはずなのに。
でも、レース本番ではグリッド12位スタートとは言え、2位はなれたはずなんですよ…第1コーナーを抜けた時は7位で、ベッツェッキやマリーニと一緒になって走ってました。
でも、LLPのせいで14位まで落ちて…かなり追い上げなければなりませんでした。7人抜いて…とにかく最終ラップまでプッシュしまくって…。
もしかしたら前の選手がミスるかもと思ったんですが、そうはなってくれず…とりあえず、可能な限り最大限の順位にはなれました。」
【多重クラッシュでのLLP処罰については?】
「思ってもいなかったですよ…むしろ、マリーニに接触してしまったのが処罰されるかもって思ってました。
当然、LLPのせいで僕のレースは台無しになってしまって…。
誰だって、スプリントレース中にLLPを科せられた方が良いに決まってるじゃないですか。15周もあったのに、(審判団は)そう言う判断をしなかったんですよね。
日曜レースで処罰するなんて意味ないでしょ。そっちの方がポイントの獲得数だって多いんだし、僕はタイトル争いをしてるんだから。
(多重クラッシュは)僕のせいじゃないんですよ。でも、スチュワードパネル(審判団)は何かが起きれば誰かを処罰しなければならず…一番処罰しやすそうな選手を選んだんでしょ。」
【タイトル争いについては?】
「大変ですね…ペッコ(バニャイア)がミスをしてくれないんで。自力でなんとかするしかないでしょ…ミスをせず、好リザルトを出してね。ここ3レースに関しては、絶対に優勝できていたはずなんだから。
次のバルセロナに目を向けますよ…まず、予選で高順位が出せるよう集中し、あとは優勝目指して頑張ります。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
バニャイアの最終ラップのグリーンゾーン疑惑については、note『2023 ブリティッシュGPまとめ』でどうぞ!
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普通なら失格になってもおかしくないレベルだったでしょ。
LLP1回で済んだことに感謝すべき。