マルティン『今回のアプリリア機は別次元だった』2023 カタルーニャGP

『マルティン：今回のアプリリア機は別次元だった』

★9月3日、カタルーニャGPのモトGPクラス決勝で、ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）が3位だった。

★マルティン選手は2位ヴィニャーレス選手と2.831秒差だったので、今回、いかにアプリリア機が速かったかが分かる。

★なお、総合首位のバニャイア選手が転倒リタイアとなったため、マルティン選手は総合2位を固持しつつ、前回の62ポイント差から50ポイント差にまで縮めることができた。

★マルティン選手は第1コーナーの多重クラッシュには巻き込まれなかったが、第2コーナーで転倒したバニャイア選手を避けたビンダー選手に接触してしまった。

★マルティン選手のコメント。

【バニャイア選手のハイサイド転倒は見た？】
「ビンダーがペッコ（バニャイア）の両足に乗ってしまった時は、本当にショックで…本当に怖かったんです。
その後、ビンダーのマシンから漏れたオイルが、かなりかかってしまって…そのせいで、僕のマシンがオイルまみれになってたんですよ。
あと、接触した時にスイングアームが壊れてしまって…けっこうな接触でしたからねぇ。さいわい、ピットボックスの方でセカンドマシンを用意してくれてましたけどね。」

【レースが再開した時は？】
「好スタートが切れました…KTM機と比べると、この1年間でドゥカティはその辺がかなり改善されたんですよ。」

【今回はアプリリア機が絶好調だったが…】
「今日は、とうていアプリリア機には勝てなかったですね…もう別次元のマシンでした。
一応、3日間かけて徐々に差は縮めていき、決勝では3秒弱のギャップで済んだでしょ。つまり、僕は毎セッションで伸びていけてたってことです。とにかく、うちのチームは最高なんで。」

【現在、総合2位で、首位とは50ポイント差だが…】
「ヘレス以降、僕はずっとポイントを取り続けてますからね…高い戦闘力で安定もしていて、苦戦してる時は出来るだけトップ3〜5争いをするようにし、チャンスが巡ってきたら優勝を狙ってるんです。
アッセン以降、（優勝を狙えるような）感触がなくなってるんで、取り戻さなければね。まぁ、ミザノは無理かもしれないけど、その後、僕向きのトラックが巡ってくるから活用していきたいです。」

（参照サイト：『Corse di moto』）

多重クラッシュは本当にマルティンだけのせいなのか？って話は、note『2023 オーストリアGPまとめ』でどうぞ！