『マルケス:バスティアニーニを責めるべきではない』
★9月1〜3日のカタルーニャGPでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が予選12位、スプリント11位、決勝13位だった。
現在、総合19位(首位と238ポイント差)に就いている。
★決勝の第1ラップの第1コーナーでエネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー)が転倒し、ザルコ/ベッツェッキ/弟マルケス選手らを巻き込んでの多重クラッシュとなった。
★その直後にフランチェスコ・バニャイアがハイサイド転倒し、レースはレッドフラッグで中断された。
★マルケス選手がイタリア衛星放送『Sky』のインタビューで、次のように話した。
【第1ラップで事故が多発し…】
「あの時、僕はエネアと並行して走ってたんで、あの事故は良く見てました…エネアがミスったんですよ。
だからと言って、彼を責めるべきではないでしょうね…やりたくてやったわけじゃないんだから。
僕は何が起きたか分かったんで、ブレーキをかけました。
エネアは次のレースでペナルティが科せられるのでしょ…彼以外、大きなケガがなかったのは不幸中の幸いですよね。」
【バニャイア選手のハイサイド転倒については?】
「ペッコの事故も怖かったですよね。僕はずっと前の方を見てたんで、事故が起きた時は良く見てました…遠かったですけどね。
ハイサイド転倒になった瞬間、『おいおい、コースの真ん中だぞ…どっちかに当たってしまうかも…選手か、マシンか…』って思って…さいわい、(ビンダーのマシンが)ペッコの両足の方に乗ったんで良かったですよ。
モトGP業界にとって、大変な日になるところでしたからね。」
【多重クラッシュについては?】
「今日のエネアの事故は、オーストリアのマルティンの事故みたいでしょ…リスクを負うのも時には良いけど、でも、上手くいかなければ処罰されてロングラップペナルティや3秒加算を科せられてしまうんだから、学習しないと。
ただ、モトGP選手でもミスはしますからね…マシンは超速なんだから。だから、学習しないと…僕はポルティマオで学びました。
エネアが早々に回復できるよう願ってますよ。」
【ハイサイド転倒の方の原因は…?】
「なんとも言えないんですが…ミディアムタイヤは左側の方が固いんで、適正温度にするのが難しいんですよ。あそこは最初の左折コーナーでしょ…ドゥカティ機が、あんな風に転倒するなんて珍しいですよね。」
【最後に、今回のレースウィークエンドについては?】
「けっこう厳しかったです…モチベーションを維持していかなければならないんで。やる気はあるけど、レース本番でペースが良くなければ、たいしことはできないから。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ホンダの真の問題点はマシンなのか、マルケスなのか…?って話は、note『2023 オーストリアGPまとめ』でどうぞ!
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