『バニャイア:マシンにどう乗れば良いかも分からなかったが、トップ5内の力はある』
★9月8日、サンマリノGPのモトGPクラス 午後セッション(PR)で、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が7位だった。
★バニャイア選手は3日(日)のカタルーニャGP決勝で転倒し、後続機に両足を轢かれた。今日は右足にサポーターを付けているものの、一人でスクーターに乗ってドゥカティホスピタリティにやって来た。
★バニャイア選手のコメント。
【予選2へダイレクト進出となり…】
「現状を思えば…あの転倒からわずかしか経っていないことを思えば、信じられないほどのパフォーマンスでしたよね。
転倒の衝撃は24Gで、2回目の足への衝撃は23Gだったんですから…はたから見ていても、凄い事故だったでしょ。
本当に嬉しいし、満足しています…へとへとになってるから、そう思うわけじゃないんですよね…今日、トップ10内に入れるなんて、僕にとってはPPも同然なんで。ピットボックス内も、皆、感動してました。」
【レース本番もトップ10内に入ったら上出来?】
「まぁ、何が起こるにしても…今回、参戦できたと言うことが重要なんだし、好結果を出せたらもっと重要でしょうね…リザルト自体よりも、僕自身のためにね。
良いスタートを切ることができました。」
【鎮痛剤の使用については?】
「ええ。ソフトなものから始めることにして…今朝は使わなかったんですが、その後、ちょっとね。明日はもっと強いのが必要になるでしょう。」
【精神的には、あの事故からどうやって克服できたの?】
「この通り、すぐにマシンに乗って…ですね。精神的には、またマシンに乗ることが必要だったんです…あの衝撃は凄まじかったんで。
今回、参戦し、ファンの皆さんに会って…こう言う風にするのが重要だったんです。しかも、速い走りもできたんでねぇ。」
【走り始めは、どんな感じだったの?】
「酷いもんでした…けっこう酷かった。とにかく、どう言う風に乗れば良いかが分からなくって…いつも通り、つま先を使おうとすると痛むので、常に後ろの方でブレーキをかけていたら何度か危険な状態になり…午後にはそれなりの解決策を見つけることができて…あと、通常、血腫は膝から下に降りていくはずで、そうなれば良くなっていくはずなんですが…とにかく、最初の周回は大変でした。」
【貴方は2020年に重傷を負ったことがあったが…】
「3週間静養してました。今回は4〜5日で、痛みのレベルは今回の方が上だけど、早々に治まるはずなんですよ。インドGPはもう大丈夫だと思うんですが。
自分のために頑張ってるんであって…諦めるなんて、僕の中ではあり得ないんで。歯を食いしばってね。とにかく、こう言う状況は覚悟してたんで。」
【きちんと眠れてる?】
「それが大変で…横になるとお尻が痛くって…これは、お勧めできない状態ですね。あと、トイレで大の時が大変ですね。それ以外は、けっこう大丈夫ですよ…横になって上手い位置が見つかったら、眠れるし。
あと、うちの守護天使ドゥディ様(※婚約者)が僕の運転手になって色々と助けてくれるし、周囲のスタッフ陣や医師陣も…。
ここまで満足いく結果さし、明日以降もそう言う結果が出せて、今週末を終えることができたら幸せなんですけどね…今のところ、トップ5内の力はあるようなんで。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
バニャイアがKTM機レベルの超絶スタートが切れるようになった!って話は、note『2023 オーストリアGPまとめ』でどうぞ!