2023サンマリノGP【モトGP：決勝リザルト＆トピックス】

『2023サンマリノGP モトGP 決勝リザルト＆トピックス』

★9月10日（日）、サンマリノGP モトGPクラスの決勝が行われた。

★総合順位は以下のとおり。
首位バニャイア（283ポイント）、2位マルティン（-36ポイント）、3位ベッツェッキ（-65ポイント）、4位ビンダー（-110ポイント）、5位エスパルガロ兄（-123ポイント）、6位ザルコ（-136ポイント）。

★ドゥカティ

首位ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）。PP獲得、スプリントも優勝。スプリント/決勝のダブル優勝は今年2回目。昨年、調子を落とさなければ、今年はファクトリー選手だった可能性もある選手なのだ。カタルーニャGPでアプリリアファクトリー両選手が大活躍した際、マルティン選手は「ミザノでは、また元の状態（ドゥカティ圧勝）に戻るだろう」と言っていた。プライベーターのタイトル獲得が実現するかもしれない…。
チームメイトのヨハン・ザルコは10位。

2位マルコ・ベッツェッキ（ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー）。第19ラップでバニャイア選手を抜き、引き離していった。
チームメイトのルーカ・マリーニは9位（VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟）。

3位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン）。ライバル陣と果敢に戦っていたものの、オーバーテイクのチャンスはなく、失速していった。ベッツェッキ選手に抜かれてからは、明らかに失速し、ペドロサテストライダーに抜かれそうになりつつも、しっかり0.2秒のギャップは維持していた。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは欠場（2022年総合3位）。骨折手術で静養中。
テストライダーのミケーレ・ピッロはリタイア。ミラーとの事故により第10ラップで転倒した。

11位アレックス・マルケス（ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属）。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは17位。

★表彰台をドゥカティ機が独占。また、表彰台の3選手は全員、モト3時代にマヒンドラ機を経験している。

★KTM

4位ダニ・ペドロサ（KTMテストライダー）。KTM勢トップ。カーボンフレームを試用。
正規選手のブラッド・ビンダーは14位（KTMファクトリー）。4位まで追い上げたが、第9ラップで転倒した。
チームメイトのジャック・ミラーはリタイア（2022年はドゥカティファクトリー所属）。ピッロテストライダーとの事故により第10ラップで転倒した。

16位アウグスト・フェルナンデス（GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン）。
チームメイトのポル・エスパルガロはリタイア（2022年はホンダファクトリー所属）。

★アプリリア

5位マーヴェリック・ヴィニャーレス（アプリリアファクトリー）。+10”510。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは12位。カピターノ不調。

6位ミゲル・オリヴェイラ（アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属）。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは8位（2022年はKTMテック3所属）。好調。

※諸手を挙げて喜べる成績ではないが、3選手トップ8入りは悪くはない。ただし、首位とのタイム差やエスパルガロ不調を見る限り、トラックによってはマシンの安定性に限界があるのだろう。

★ホンダ

7位マルク・マルケス（ホンダファクトリー）。スプリント9位獲得後、マルケス選手は「決勝は同じぐらいか、これ以下でしょうね」と言っていたが、思いの外、好調だった。ただし、ホンダ勢ではマルケス選手のみ。
チームメイトのジョアン・ミールはリタイア（2022年はスズキファクトリー所属）。
テストライダーのステファン・ブラドルは18位。

19位タカアキ・ナカガミ（ホンダLCR）。
チームメイトのタクミ・タカハシは出走せず。アレックス・リンス代役。

★ヤマハ

13位ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー、2022年総合2位）。TVには全然映らなかったが、7位マルケス選手とは2”3秒差程度である。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは15位（VR46ライダーズアカデミー）。

『2023 サンマリノGP モトGP 決勝リザルト』

『2023 サンマリノGP モトGP 総合順位』

（Photo：Motogp.com）