MotoGP

ペルナット『マルケス離脱?あのホンダが10月まで引き留めたってことの方がねぇ…』

『ペルナット:マルケス離脱?あのホンダが10月まで引き留めたってことの方がねぇ…』

★10月4日、ホンダがマルク・マルケスとの2024年末までの契約を、双方合意のうえで終了させたことを公表した。

★昨今のモトGPは以前よりも容易に契約を解除する傾向にあり、2019年シーズン中にはヨハン・ザルコがKTMからホンダLCRを経て、ドゥカティへ移籍した。
また、マーヴェリック・ヴィニャーレスも2021年にヤマハからアプリリアへ移っている。

★モトGP業界のご意見番ことカルロ・ペルナット氏が(※プロマネージャー。現在はバスティアニーニ&アルボリーノ担当)、マルケス選手のホンダ離脱について次のように話した。

【マルケス選手のホンダ離脱について、貴方は驚いているようだが…】
「今、10月なんですよ…メーカー側はずっとだんまりで、一方、選手の方はずっと離脱を唱え続けてたわけでしょ。
ホンダのようなメーカーが10月まで、(選手を)引き留めようとしたなんて…そっちの方が戸惑うでしょ。
あの最大メーカーが10月末には、自分とこのトップライダーとの契約が解除されてしまうわけでしょ。
私はアプリリアのマネージメントをしたことがあるんだが…もし、そんな状態に直面してしまったら、(契約解除に)合意どころか、選手側に多額の違約金を払わせるだろうね。」

【違約金関連の情報は出ていないので…もしかしたら、多額の違約金を払ってでも離脱したいと思ったのかも…】
「まぁね…ただ、マルクは影が薄かったじゃないの…特に、ここ最近、ろくにレースに出てもいないのに、きちんきちんと給料を貰うようになってからはねぇ。
あと、当然のことながら、マルクの治療をしていた医者らにも責任はあるでしょ…次から次へと診断を間違えたんだから。」

【ただ、2020年ヘレス戦での骨折後、次のレース参戦の許可を出したホンダ側にも責任はあり…】
「二輪業界で世界一のメーカーとは言え、最高ライダーを前にしたら強くも出れないわけで…ただ、メーカー側には保護する義務と権利があるんだから。
当然、マルケスは自分が最高ライダーだってことは分かってるし、ベストな解決策を模索する権利はあるわけだが。
とは言え、契約は残り1年だけだったんでしょ…まぁ、神のみぞ知るってとこかねぇ。」

【責任の所在はともかく、マルケス選手はドイツGPまではリスクを負って転倒を繰り返し、ブリティッシュGPからリスクを負わなくなったが…その辺りで離脱を考え始めたと思う?】
「多分、日本でのマネージメントのせいなのかもね。とにかく、今後、どうなっていくか…でしょ。
ジジ・ダッリーニャは満足してるだろうけどね。当然ですよ…世界一のライダーが、自分のマシンに乗りたがってるってんだから!
とは言え、均衡って意味では影響があるだろうけどね。
グレジーニじゃなくてKTMに入って、アコスタと組むって言うなら、それほど驚かなかったんだがねぇ…(KTMは)ミラーとフェルナンデスを手放すってことでね。」

(参照サイト:『Gpone』)

マルケス変化…やはり、ホンダ離脱なのか?って話は、note『2023 サンマリノGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    ペルナットでさえマルケスのDUCATI入りは驚きなんですね
    マネージャー側からすれば複数年契約していてもライダーが移籍を画策したら止めようがないってことなのかな

  2. 私はロボットです より:

    ロッシの時みたいにならなきゃ良いな

  3. テック21 より:

    「マルケス選手はドイツGPまではリスクを負って転倒を繰り返し、ブリティッシュGPからリスクを負わなくなったが…その辺りで離脱を考え始めたと思う?」

    ここが本質ですね。ドイツまでは、マルケスは明らかに2024年まで契約を継続する意思を持っていたように見える。その後、欧州サイドでの開発活動に対し、日本サイドが干渉してくるとか・・日本メーカーの欠点を指摘し始めた。 ホンダも慌てて人事を含め問題解決を目指したが、古くはECUの統一化に始まったドルナの欧州偏重の施策、更にその変化に対する日本メーカーのスピード感しかり、外堀を埋められていった感がいがめない。マルケスの鉄のメンタルはそれを打破すべくリスクを負い、攻めまくる中でホンダの再浮上を待ったが、あのドイツで糸が切れてしまったのだろう。 ザルコとの接触は明らかにおかしかった。  グレシーニは決定なのか? であれば、2024年は一年落ちのマシンに乗ることになる。 あのマルケスが型落ち? と思ったが、予選での後追いなど、自分に出来る全ての手段を全力でしてきたマルケスのメンタルであれば、不思議な話ではないかもしれない。 2024年のマルケスの活躍、そして、ホンダの再浮上を期待したい。

  4. 名無し より:

    今回の件でチーム側に複数年契約のメリットが無くなったとチームが判断してしまったら今後契約するライダー側が1年契約ばっかで不利になりそう。

  5. maxtu より:

    複数年契約にメリットはありますよ
    噂される違約金が入れば次候補にその分をまわせるわけで
    むしろ今年で契約終了ならゼロで放出確定、ミルも1年契約なら移籍したかもよ?
    ライダーが逃げ出したくなるような環境にしてるメーカーが悪いわけで…

  6. _| ̄|○ より:

    今のDUCATI機ならロッシの時みたいには
    ならないんじゃない?

    そのうちDUCATIワンメークになるんじゃね

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