『マルケス:グレジーニには、何の約束もできないけど僕を待っていて欲しいと言った』
★10月12日(木)午前、ドゥカティグレジーニが2024年に向け、マルク・マルケスと1年契約を結んだことを公表した。
★マルケス選手がインドネシアGPの木曜会見、次のように話した。
【ホンダ離脱については?】
「非常に難しい選択でした…これまでのキャリアで一番難しかったです。
ホンダとの関係を断つのは難しいことで…先週はメンタル的にキツかったんです。スタッフや家族、友人、スポンサー等、あのチームには皆揃ってるんですから。
でも、時にはコンフォートゾーンから離れるべきでしょ。
また楽しいって思えるようになるには、新たな挑戦が必要で…だからこそ、グレジーニチームを選んだんです。大家族的なチームですからね。
僕にとっても彼らにとっても大きな挑戦になるだろうけど、でも、うちの弟やバスティアニーニがこのチームで好結果を出してますからね。
僕は、またヘルメットの中で笑顔になろうと頑張ってるんですよ。」
【どのようなプロセスを経て決断したの?】
「今シーズン前半は、ある意味、僕の戦闘力は高かったんですよ…僕自身がリスクを負いすぎてたんでね。
でも、ケガが多かったんで、今はあまりリスクを負わないようにしてます。
ケガをしてる間は決断したくなかったですが、シーズン後半になってから、ホンダとの話し合いを始め、同時にグレジーニチームに連絡を取ってました。」
【グレジーニとの交渉は、どのように…?】
「グレジーニチームには、『何の約束もできないけど、とにかく、僕のことを待っていて欲しい』とだけ言いました。
一番簡単なのはホンダで高収入を得ながら継続することだったんですよ…でも、自分のキャリアのことを思えば、グレジーニチームに移籍する方だったんですよね。
1年就活浪人をするって言う可能性もありました…目標なしにレース参戦を続けるのが嫌だったんで。
他にも選択肢があったんですが、そのチームに対して失礼にあたるので伏せておきます。
結局、グレジーニが賭けに出て、僕のことを待っていてくれたんですよ。」
[ その2に続く ]
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
バニャイアの欠点はマルケスと同じ…って話は、note『2023 インドGPまとめ』でどうぞ!
腕を骨折しても、ホンダさんは待っとってくれたんちゃうんかい