MotoGP

2023インドネシアGP【モトGP:決勝リザルト&トピックス】

『2023 インドネシアGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』

★10月15日(日)、インドネシアGP モトGPクラスの決勝が行われた。

★総合順位は以下のとおり。
首位バニャイア(346ポイント)、2位マルティン(-18ポイント)、3位ベッツェッキ(-63ポイント)、4位ビンダー(-135ポイント)、5位兄エスパルガロ(-169ポイント)、6位ヴィニャーレス(-181ポイント)

★ドゥカティ

首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。総合首位に戻った(※昨日は7ポイント差で2位だった)。今日は被害を最小限に抑えることに集中するのかと思われていたが、しっかりとしたスタートを切り、金〜土曜日とは別人のようにチャンピオンライダーらしい走りをしていた。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは8位(2022年総合3位)。第1ラップで問題が発生し、その後、ファーステストラップを記録しながら追い上げた。

4位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。最悪スタートから追い上げた。
チームメイトのアレックス・マルケスは棄権(2022年はホンダLCR所属)。復帰して金曜午前セッションに参加したが、痛みが酷かった。

5位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。1週間前に鎖骨の骨折手術を受けた。
チームメイトのルーカ・マリーニはリタイア(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。ビンダー選手に接触されて転倒。

※ヨハン・ザルコはリタイア(ドゥカティプラマック)。転倒。
チームメイトのホルヘ・マルティンもリタイア。グリッド6位から首位に躍り出て、後続とのギャップは第5ラップで1.5秒、第10ラップで2.4秒だったが、第13ラップの第11コーナーで後続と3秒差だった時に転倒した。本人のミス。自信過剰だったとも言えるのだろうが、現在のモトGP機にはそれだけ正確な操縦が必要だと言うことである。誰にでも起こり得ることだろう。

★アプリリア

2位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。昨日と同様、タイヤで苦戦していた。同リザルトで大きな自信が得られた模様。次のフィリップアイランドは得意トラックである。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは10位。リアにソフトタイヤと言う賭けに出てみたが、裏目に出た。

12位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは13位(2022年はKTMテック3所属)。

★ヤマハ

3位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。先行していたヴィニャーレス選手にオーバーテイクをかけることはなかったが、しかし、白熱した戦いだった。実力が衰えていないことを証明した。戦闘力の高いマシンに乗れば、優勝争いの常連になれるだろう。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは14位(VR46ライダーズアカデミー)。

★KTM

6位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。ロングラップペナルティを2回実行(1回目はマリーニ選手を転倒させたため、2回目はオリヴェイラ選手を押し出したため)。アグレッシブすぎる…やや制御不能状態。
チームメイトのジャック・ミラーは7位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。

※アウグスト・フェルナンデスはリタイア(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのポル・エスパルガロはリタイア(2022年はホンダファクトリー所属)。

★ホンダ

9位アレックス・リンス(ホンダLCR、2022年はスズキファクトリー所属)。ムジェッロGPで負傷し、今回、完全復帰した。後の祭りだが、マルケス後任に適任だっただろう。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは11位。

※ジョアン・ミールはリタイア(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。
チームメイトのマルク・マルケスもリタイア。第8ラップで10位走行中に転倒。土曜スプリントも転倒リタイア。

『2023 インドネシアGP モトGP 決勝リザルト』



『2023 インドネシアGP モトGP 総合順位』




(Photo:Motogp.com

POSTED COMMENT

  1. うに より:

    いやー。コレだよね。
    本人は違うというだろうけど、総合1位のプレッシャーってのもあると思う。
    マルティンもバニャイアも1周目から気合いが入ってたけど、マルティンはあそこまで逃げをうつ必要はなかったんだよね。

    バニャイアはやっぱスロースターターというか、わざと面白くしてんのかってぐらいな展開。
    マルティンはこのまま崩れていくってことはないだろうけど、今後どうなるかな!?

    そしてそしてクアルタラロ! やったね。表彰台!
    やっぱこうじゃなくちゃ!

  2. nav. より:

    リンスが見たかったなぁ。まるで映らんかったね。バスティアニーニもここから復調できると楽しみ増えるね。
    それと、今回のビンダーは失格もんでしょ。ありゃダメだ。
    ディジャはこのタイミングで4位って、本人が一番悔やんでるんじゃないかな、そんな涙に思えた。
    と観戦疲れモードでしたが、意外に見どころあって楽しめました。
    Live終了後に立て続けに決勝の録画を流すという、全く意味の分からん放送に呆れました。

  3. きゃめる より:

    バニャイアも流石!
    残り5戦は気持ちの問題ですな。
    ジャナントニオww判りやすい性格やな。
    クアルタラロとリンスは殊勲賞でしょ。

  4. nanasi より:

    接戦だからワンミスで簡単に裏返りますね。
    サバイバルレースを最後まで攻め切ったTOP3凄かった

  5. 46の世界 より:

    ペッコ
    優勝おめでとう!
    強い走り見せてくれましたね
    鼻が高いですよ

    ベス
    笑顔が最高でしたよ!
    早く良くなる事を
    願ってますよ

  6. maxtu より:

    ビニャーレスは棚ボタの展開でも勝てないのか…最後は追い上げたけどペッコはコントロールしてたようにみえた

    今年あれだけ安定していたマルティンがポイントリーダーになった途端にアレだから、やはり追われる状況って半端ないのだろう
    最後まで2人で争い続けて欲しいな

    ファビオの走りをみてYAMAHA本社はなにかを感じ取らないとね
    M1が欧州勢と同等のレベルなら独走してたかも?
    今のRCは抑えないと完走できないし、マルケスは残りレース参戦を止めた方がお互いの為になるような気がする
    あと同じくビンダーは追加ペナルティの裁定が必要なくらい酷かった

  7. へほへも より:

    見ごたえあったな〜これだからやめられん
    さすがペッコ
    ビニャーレス惜しかった
    パワーの差が影響少いならクアルタラロ実力見せるね。
    速さで言えばドカのカウルも機能美なんだろうけど…並んで走るとヤマハ機が美しいなぁ…
    結果出す為だからドカを批判はしないけど…

    4位ディッジャ、来季シートレプソルでお願いします。

  8. まる より:

    ライダーは大変だと思いますが、これ位の路面ミューの方が面白いです。

  9. 玄人ピットクルー より:

    やはりベッコが勝ったな。大方私の予想通りのレースだったな。ホルヘはランキング1位になった事が無いから焦って転ぶと初めから私は思っていた。マーベリックはもう少しだったな、少し肘と外足に力が入り過ぎていた様だ。そのせいでエアロ荷重がダメだったのだ。ファビオはもう少し燃調していれば勝てていたレースだったな。リンにはその辺を反省して次回に繋げてもらいたい。それにしてもブラッドは酷い走りだった。マロがかわいそうだったな。やはりペドロの昇格を相当気にしている様な走りだった事は一目見て直ぐにわかった。プレミアムライダーであるブラッドがピットで肩を揺らしながら息をしていたからだ。しかし今回のレースでデジャのレプソル入りは確実の物になったであろう。

  10. ラルフアンダーソン より:

    ペッコはまるでロッシのようなレースマネジメントだったね。
    最後のコーナー2つは冷静で上手かった。
    アッセンで速いライダーはフィリップアイランドも速いから、勢いに乗るんじゃないかな。

  11. NSR50 より:

    マルティンの転倒はプレッシャーとかじゃないと思うよ。
    トップ走ってても抑えた走りをするタイプじゃないし、それがマルティンらしさでもあると思う。
    転倒した後になって、もう少し抑えるべきだったて考えてるかもしれないが、君はそれでいいんだよ。
    全線2位入賞でチャンプ取るより、勝つか転ぶかっていうライダーのほうがチャンプらすい。

  12. なお より:

    ビンダーは結局二回目のロングラップ消化出来たの?
    ルカも転倒後にロングラップ消化したのかな、よくわからなかったわ

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